鴻上尚史「もっとほがらか人生相談」
読了。
ネットでたまたま読んだならばすごく面白くて、
図書館でやっと借りる事ができました。
「ほがらか人生相談」の続編。
鴻上さん主宰の第三舞台は全く興味が持てなくて、
ついに一度も観ることなく解散してしまいました。
正確に言うと一度興味を持った事はあるのです。
第三舞台の人気は、そりゃあ凄かったですから、
とりあえず鴻上さんの戯曲を読んでみたんです。
んー、おもしろくなかった。
劇団解散後、しばらくして第三舞台の代表作
「天使は瞳を閉じて」を芸人さんや宝塚の女優さんなどで上演される事をしりました。
解散後もこうして上演されるくらいの作品なんだから、
本でなく舞台で観れば良さがわかるのだろう。
と思い、決して安くないチケットを買って観にいったんです。
んー、おもしろくなかった。
そんな感じで鴻上さんの作品は、
確かに人気はあるけど私の好みでないんだなーと
その後触れることはありませんでした。
-----------------------------
で、「ほがらか人生相談」。
ほんとさ、たまたまネットで読んだだけだったんだけど、
これがすごい面白い。
ネットで見つけたら読んでみる位のペースなんだけど、
毎回毎回、この相談に対してどんな回答をするんだろうと楽しみ。
複雑にこんがらがった糸を丁寧にほどいて、
時に別の糸につなげたり
時にあえて糸を切ったり、
時に糸に色を染めてみたり、
相手の心に寄り添いうまい事いうなーと思う。
私にはとてもこんな事を思いついて、
こんな言葉をかけることができない。
人生相談っていろんな媒体にあるけど、
鴻上さんのってほかと一線を画している。
と鴻上さんをちょっと好きになったところで、
一度投げ出して鴻上さんの戯曲を読んでみようと思う。
鴻上さんの人生相談については、
ここで紹介されていますよ!