「おかえり」


充はそういってまたやさしい笑顔を見せたっけ.




なんか付き合ってるのに,憧れの先輩といる☆みたいな

感覚だった




もし同じ高校だったら…

恵,

絶対絶対好きになってた.




てかきっと

憧れてた


ファンクラブ作ってた




絶対メアドゲットするために

必死になってた…


でもいいや☆



だって充と付き合っているんだもん.


このときはそう思っていた.




別れるはずなんて無いって…


何の根拠も無い自信だったけど.




「俺行きたいとこあるんだけど」

充が言った.


今思えば数少ないお出かけだった




「いいよ♪」



って,bBが向かったのはカーショップ.

車に置く,あのいいにおいするやつを買いたかったみたい.



「どれがいい?」

って充は聞いてくれたケド


恵,緊張しすぎて それどこぢゃなかった


充の真剣な横顔に

また惚れちゃって・・・


いっぱいいっぱい迷った末

ココナッツの香りのやつにした


これが,いまでもココナッツの香りがすると

切なくなる原因


ココナッツの甘い香りと

充の優しい笑顔が重なって・・・

甘い思い出も重なって・・・


この上なく切ない


充の香水が,ふと電車の中でするといまだに振り返ってしまう


それと同じ.


香水の香りもココナッツの香りも

必ず充の笑顔を呼び起こしてしまう…









別れ際にチュゥして


恵は電車に乗って

30分

チャリで

10分‥‥

アパートに帰った。

まぢルンルン気分だった。

『明日また逢おう☆』そんな約束が嬉しかった。


夜、ひとりぼっちのベットがやけに寂しかった。

一昨日まではなんでもなかったのに‥‥

昨日の夜が幸せだったから‥‥


充に逢いたい‥そぉ思って眠りについた


朝5時

早い‥早いケド起きなきゃ


その日はバレーボールの練習試合だった。


恵、試合出てたからサボれなかった。

恵、中学からバレーボール大好きだから‥‥
でもこの時はそれ以上に
充が好きだった


試合の場所は恵んちから、
充んちよりもさらに遠い


途中、充んちの近くの駅を通過する‥

『降りたぁい!!!!』なんて。まぢ心が泣いてた。

充に逢いたくて。



でも部活の友達と、何気なく通過。


そして電車を降りた後は、またまたバスで移動。


体育館についた。

とりあえず、切り替えて、
バレーボールに集中。

でもケィタイ気になって仕方なかったんだ。

充には、昨日、
『明日バレーだからメーるできなぃかもー』って言った。


実は中学の時
充もバレー部だったみたぃ

これまた運命?

なんて思ってた。

いつか一緒にやりたい‥って思ってた。


海行ったりしてさぁ。

まぢ夢見てた。


で、
やっぱ充からメーるきてた。

『俺の事嫌いにならないでね』

『メールして』

『今日ドタキャンしなぃでね』


とか。
いっぱいいっぱい嬉しいメーる入ってた。


ウザぃなんて思うわけなかった。


それから午後まで、試合して

帰る


やったぁ、帰れる。

でも汗かいたし‥
なんか
恥ずかしいなぁ(T_T)

化粧ちゃんとしてない(T_T)


なんて女の子らしく悩みながら、
バスに乗り込んだ。


充は体育館から近い駅までbBで迎えに来てくれた。


嬉しかった。

でも今思えば、
こぉぃぅのは
これが最初で最後だった。


部活のメンバーとのお好み焼き断って

充の車に乗り込んだ

『ただいま痎』って。
それから終電まで充の部屋で過ごした。


昼はラーメン出前してくれたね‥‥また一緒にくっついて食べた。

恵は食べるの遅いケド、
充はそれをにこにこしながら見ててくれた。

離れることなく。

人は一緒にご飯を食べたいと思う人と、結婚すべき。
きっとそうだと思う。


ちょっとお昼寝したりして‥


夜は充が作ってくれた。

恵はカレシに作ってもらうの初めてだった‥‥
ぃま思うと普通のチャーハン。

でも恵にとっては最高のチャーハンだったんだよ、充。


大きな1枚の皿に盛られたチャーハンを、ひとつの箸で交互に食べた。

テレビ見ながら‥こたつに入ってさ。ホント幸せだった。

幸せって
この事を言うんだ
って思った。


昨日の夜、何気なく充が言った『結婚して‥』って言葉、

今すぐキラキラにでも‥って思った。

離れることなんてなぃって思ってた。

ずっと一緒にいたかった。

恵は、充の隣にいたかったんだよ。



そして駅までの充の車‥‥

考えてみれば、
また出会ってから丸1日しか経ってなぃのに‥

‥‥ずっとずっと一緒にいるみたぃだったし、
ずっとずっと一緒にいたぃって思った。



充のお父さんは、お母さんに暴力振ってた‥ってこと。

だから、充はお父さんを嫌ってるということ。

そして、それ以上に、お母さんを大切にしていこぅって思ってるということ。


新婚旅行はスイスに行きたいということ。

地元が大好きだということ。

小さい頃にできた額の傷のこと。

車が大好きってこと。

音楽が大好きってこと。

車の中ではいつも歌ってるっていうこと。

明日は午前中だけ仕事だってこと。


いっぱいいっぱい聞いた。


充のこともっと知りたい‥‥

でも駅に着いて‥‥


バイバイ☆

初めてのバイバイ☆

でもこの時は

またすぐ逢えるってわかってたから、
怖くなかった。