「おかえり」
充はそういってまたやさしい笑顔を見せたっけ.
なんか付き合ってるのに,憧れの先輩といる☆みたいな
感覚だった
もし同じ高校だったら…
恵,
絶対絶対好きになってた.
てかきっと
憧れてた
ファンクラブ作ってた
絶対メアドゲットするために
必死になってた…
でもいいや☆
だって充と付き合っているんだもん.
このときはそう思っていた.
別れるはずなんて無いって…
何の根拠も無い自信だったけど.
「俺行きたいとこあるんだけど」
充が言った.
今思えば数少ないお出かけだった
「いいよ♪」
って,bBが向かったのはカーショップ.
車に置く,あのいいにおいするやつを買いたかったみたい.
「どれがいい?」
って充は聞いてくれたケド
恵,緊張しすぎて それどこぢゃなかった
充の真剣な横顔に
また惚れちゃって・・・
いっぱいいっぱい迷った末
ココナッツの香りのやつにした
これが,いまでもココナッツの香りがすると
切なくなる原因
ココナッツの甘い香りと
充の優しい笑顔が重なって・・・
甘い思い出も重なって・・・
この上なく切ない
充の香水が,ふと電車の中でするといまだに振り返ってしまう
それと同じ.
香水の香りもココナッツの香りも
必ず充の笑顔を呼び起こしてしまう…
にでも‥って思った。