PIW東京公演レポ 1 / プリンスチームの演技 |   ひとしらずして

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   プロスケーター町田樹の誕生から引退までを見守ったファンの記録

PIW新横浜が終わってからバタバタした日々が続き
ずいぶん遅くなってしまいました;


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東京公演は7/13・14・15・16の4日間、計8公演。

【キャスト】 プリンスアイスワールドチーム
【ゲスト】本田武史、町田樹、織田信成、小塚崇彦、安藤美姫、村上佳菜子
 13・14日のみ/坂本花織、樋口新葉、三原舞依
 15・16日のみ/田中刑事、本田太一、本田望結


プルシェンコも全日ゲストで呼ばれていたのですが、首の負傷で急遽お休み。
会場では開演前にプルシェンコからのコメントが流れておりました。

↓13日の初回公演前には、プロ引退について町田樹の単独会見もありました。(記者向け)
10月でプロ引退、町田樹さん会見全文「さようならは言いません」
スポニチ/2018年7月13日 14:23 
https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2018/07/13/kiji/20180713s00079000148000c.html


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私が観たのは7月16日の午前午後公演。

空は快晴、気温は34℃。溶けそうに暑い…福岡よりも暑い(@_@;)
会場の敷地内ではかき氷など販売しており、
同じ首都圏でも新横浜の会場と比べるとちょっとしたお祭りのようです。


■会場


今回の開催場所のダイドードリンコアイスアリーナは、
早稲田大学院に進学した町田樹が主に練習していたリンクの1つでもありました。
競技者を引退したあとは練習時間を確保するのが難しかったらしく、

プリンスホテルさんに力を貸してもらう他にも、リンク所属のコーチやインストラクターの方々のご好意で若い練習生の貸切時間に入れてもらったりと大変お世話になっていたそうです。
少ないリンクを使っての貴重な練習時間。スケーター同士で助け合っているのですね。




ここのスケート場は天井に幕がはってあるんです。
今回使用される曲の中にグレイテストショーマンの曲もあることから
なんだかサーカスのテントの中に居るように感じてテンションUP!



天井を見ていて気づいたのですが、
毎回アイスショーを開催するスケート場に大きな照明の装置を移動しているんですよね?
PIWって規模的には大きなアイスショーじゃないかもしれないけど、
こんな大きな機材を搬入して設置して…多くの働く人たちによって40年間支えられてきたショーなんだなぁと……それはすごく当たり前のことなんですが、今回早く会場入りしたこともあって、通路の花束や設置された席、数多くの機材をゆっくり見回っていると…なんだか今更ながら胸の奥が熱くなります。


■客層


※今まで行ったことあるショーはPIWとJO/CaOIなので他との比較はしていません。
私が主観でざくっと見た感じ、30〜50代の女性がメインですが
子供から年配の方まで幅広い客層でした。
そのなかで毎年思うのは、ご夫婦一緒の方が多いのが微笑ましい♪
奥さんが旦那さんに説明しながらショーを楽しんでいる姿をよく拝見します。

今回午前中に座った自由席では、私の後ろの席に
声とお話しの内容から察するに40〜50代の男性2人組のお客さんがいらっしゃいました。
1人の方がフィギュアスケートに詳しかったのでご友人を誘ってこられたのかな?
もっともっとアイスショーの客層が豊かになると楽しいですよね♪


■プログラムの流れ


40周年というのもあって、プリンスアイスワールドの歴史、チームが果たしている役割を感じさせる構成になっており、選曲も「ショー」というテーマを中心に選び抜かれているようです。

今期のアイスショーでも大人気のミュージカル映画「グレイテスト・ショーマン」の劇中歌はストレートにショーの熱狂を伝えてくれます。
他にはLet Me Entertain YouThe Show Must Go Onもショーをイメージした歌だし、
↓こちらはエンターテイナーの心情や、お客さんとの関係に置き換えているようにも感じられます。
Right Place Right Time(雑な和訳⇒今この場所にいることが幸せ)
What Are Words(雑な和訳⇒俺はいるべき場所を知っている)
Smile(雑な和訳⇒人生には価値がある 君が笑ってさえいれば)


 

チームのシンクロの技術が発揮されるStory Of My Lifeの歌詞は恋愛の意味とダブルミーニングで、自分の家族(バンド?)を歌った曲だともいわれているそうです。
40周年の目玉となるシンクロの演目にこの曲が選ばれたのは「家族=プリンスチーム」という意味を込めたのかな?

彼らは、このリンクの上でチーム歴史や記憶、技術と情熱を確かに受け継ぎ
時がくれば…次のメンバー(家族)へと持ってるものを全て受け渡していくのでしょう。


■プリンスチームの演技


東伏見で楽しみなのは新横浜の時よりも呼吸が合ってきた演技を見ること!
I Bet My Lifeでは、浅見琴葉ちゃんからエネルギーが解放され、それが末端のメンバーまで流れていく振り付けがシッカリ確認できてゾクゾクきました!

新横浜ではド緊張してた新人の本田宏樹くんにも笑顔が見えて一安心w


 

プリンスチームの演技を見ていて

今年、やっぱりグッと胸にくるのはコバヒロくんの堂々とした演技。
私がPIWを最初に現地で見たのは4年前か……。
あの頃は男子の中で、一番末っ子感覚でヤンチャしてるイメージだったのに、
今では皆の先頭に立ってビシッと決める頼もしいキャプテン。
4年前の男子メンバーはコバヒロくんだけになってしまっているのにも改めて気づかされ、
短かったと感じる4年間が、実はとても密度の濃い4年間であったことを痛感します。
そして結局この4年間は…コバヒロくんの成長を見届けた4年間でもあったのだなぁ。