始まりました、6月。
生活習慣病管理料の算定が開始しました。
と言うことは、現在、多くの内科系クリニックのスタッフは、奔走しているのではないかと思います。
まだ、始まったばかりですか、
皆さん、既に心身ともにお疲れではないでしょうか?
わがクリニックも然りです。
5月の中旬から告知を初めてきましたが、6月初めに来る方々には、事前告知が間に合わなかったということで、予めの告知なしの当日の同意書の作成で、
手間も時間もかかっています。
まだ初めて2日なのですが、準備の問診で患者さんの個別にお話しする機会が増えて、コミュニケーションをとるという点ではそれなりの良い効果も。
もちろん、それ以上の手間なんですけどね。
そんなこんなで、5月から患者さんと話す時間が増えて、ビックリしたことが2回。
どちらも、フェイクニュース絡みの発言でした。
フェイクって決めつけてはいけないのかな?
独自の持論を展開していく内容のもの。
本でもそういうモノたくさんありますよね。
新聞の一面に広告載せてるようなやつ。
本はお金を出さないと見れないのであまり内容は知られまいかもですが、今は違いますね。
ひとつは
『YouTubeで、どこかのお医者さんの動画を見ていたら、HbA1cは
あまり下げてはいけないって言ってたよ。ここの先生は7未満って言うけどさ』
と言うもの。
もうひとつは、こちらの方かビックリでしたが、
『血圧は薬で下げてはいけない。自然のままで良い』
つまりは、患者さんにとって都合の良い内容のもの。
時々どこにでも存在する変わり者の医師、または、医学博士という医師ではない人の発信するもののようです。
そんなものがあるなんて…。知らなかったです。
見る必要、ないですからね💦
人間というものは、
この世に出回る情報の中で自己都合に良い意見や不安をあおる意見を
優先してしまうという心理的な傾向があるそうです。
そもそも、
YouTubeなんて、
動画再生回数稼いだヒトの勝ちだから、ビジネスなんですけどね。
あなたの健康を考えてくれているわけではないのですよ。
どちらも、ご本人にはやんわりとその旨伝えておきました。
週刊現代が、医療批判の特集ばっかり組む訳だよ。
喫茶店では、ジジババ集団の話と言えば健康の話ばかり。
そんなところで、
いったいどんなめちゃくちゃな話が繰り広げられているのだろう…。
オソロシヤ…。
該当の患者さんたち、窓口負担ひとりあたり20円くらい安くなっているような…。
新聞には、
初診再診料の値上げと言うところだけを取り上げていました。
処方箋料の方がよっぽど下がり具合が大きい事なんて、ひと言も触れず…。
不快にする記事、これもまた賛同を得やすい様子。
性善説、ないない。