医療機関には、様々な方がおみえになります。
年齢も、ジェンダーも、文化も、国籍も、収入も、社会的地位も。

たとえば、自動車販売店などと比べてみると…。
軽自動車専門店とレクサスやメルセデスとは、客層が違います。
そもそも、車を買うというとこが不可能な方は訪れない。

百貨店でも、旅行代理店でも、外食だって、それぞれの生活レベルにあわせて行動をとります。
すべての人間は食べるけれど、その仕入れのお店も食べに行くお店も、お値段が違うからそれなりにレベルに分かれていると思うのです。

でも、医療機関は基本的にそんなことはなくて。
イロイロな意味ですべての人が、訪れます。

セレブ御用達とか、ないわけではないようですが、保健医療なら保険点数は同じですので、よっぽど都会ではない限りレベルとか考えないでしょう。
お金払えば待ち時間なし、とか、ないと思いますが…ひょっとして、ある?

入院、となると金銭的余裕が見えてきます。個室料金、東京は平均は1日当たり2万円だそうです。

いろいろな背景の人がみえます。
普段、関わったことのない文化の人もたくさん。
タトゥーに針を刺す、とかもごく普通。←皮膚がふにゃふにゃしていて血管が見えにくいんだよね。

先にも書きましたが、
皆保険制度、どこの保健医療機関にかかっても、基本的にはだいたいお値段変わらずです。
どこにかかるか、選択の権利は患者さん側にあります。



そんな日本の医療機関、敢えて違いを考えてみると、
疾患により患者層が違うというところがあります。
傾向程度ですが。

小児科   子供とその保護者  これは当たり前として。
整形外科  午前は高齢者 午後は若者の患者さん
眼科  耳鼻科 皮膚科  老若男女  いつも混んでる

内科の中では
消化器内科  アルコールがらみの疾患の方が多いので、患者層はそういう人がたくさんいる。
呼吸器内科  タバコがらみが多い、今の高齢者にとって喫煙は一般的だったので患者層は普通。
腎臓内科  透析科  長いお付き合いの患者さんが多いので癖強めかも。
循環器内科  心臓はやっぱりこわいというイメージなので、きちんと通う人が多いみたい。

そんな感じ、かな。
 
外からはちょっとわかりにくいかもしれない、
でも、現場の人には、たぶん『そうそう』という話。