台風が憂鬱な事情。

台風の季節。我がクリニックにとってはとても気をつかう季節。

なぜなら、我がクリニックは、非常に停電の多い地区にあるからです。
暴風などで短い時間停電する事は年に何度かあるようです。しかし、こういった場合はほんとに短時間なので、すぐに解消されて大事にはなりません。
PCのほうは、医師夫が無停電電源装置を使って非常に細かく停電対策をしているようです。

私にとって大変なのは、台風の時。その時のワクチンの保管方法。

停電することを大前提として、停電しやすいクリニックとは別のところにある、私たちが住む家に持ち帰ります。私たちの家のところは幸あなことにめったに停電しません。
そんなに離れていないんですけどね。

先日の台風のときには久しぶりにドキドキしましたが、方向が違うことがわかりましたので、おそらく大丈夫だろうと言うことで、ワクチンの持ち帰りはしませんでした。

それでも夏の台風はまだ良いのです。何故ならワクチンの数がさほどありませんから。
手間が少なくて済みます。

問題なのは秋の台風。インフルエンザワクチンが既に納入されてからの台風の場合。

普段とは保管するワクチンの数が全然違う。
バイアルタイプもありますが、シリンジタイプも取り扱っています。
つまりシリンジタイプがあるって事は場所を取ると言うこと。
インフルエンザワクチンの数は、我がクリニックでは毎年1000人以上接種します。
その数全てのワクチンが1度に納入されるわけではありません。
かといって、こちらの希望で、在庫が減ってから納入 と言うわけでもなくて、最近の数年は、問屋さんの方から何日に何個納入しますというスケジュールを組まれている状態。
ワクチン接種が始まるのは10月になってからですが、9月の中旬位には保管用の冷蔵庫がかなり満たされるほどが既に納入されている状態です。

この頃の台風は、ほんとに怖い
クリニックの停電事情もあり、何度も悩まされた我がクリニック。
それ故、私たちの住む家に、ワクチン保管のための温度管理を徹底した冷蔵庫を購入しました。
普段は稼働していない冷蔵庫。インフルエンザワクチンの季節になると、稼働し始める冷蔵庫です。
ワクチンを移動させると言うのも、温度管理にも気をつかうし、なかなか面倒な仕事です。

また、台風が発生したようですね。
気が重いけれど…。

注意していくしかありません。

電気代が高い、それなのに自宅の冷蔵庫ゆえの経費外。
切ない事情。