子供が手を離れて、経費削減や繰り上げ返済のためにほぼフル勤務しています。
開業の頃に 会計士さんに言われたこと
もうすぐ開業10年というところの我がクリニックです。
あっという間なのか、まだなのか、よく分かりません。
開業当時に会計士さんから言われた、忘れられない言葉。その後の指標になっている言葉。
『クリニック経営は、開業から10年までは右肩上がりに患者さんが増えます。その後は緩く減少していくのが一般的な経営の行方になります』
というものです。
我が医師夫は、いわゆる落下傘経営。
開業当時は勤務していた病院から患者さんを引き連れてくる、ということがなかったのでホントに暇でした。
そして、毎年前年度を更新していて、
もう、経営的には安定して大丈夫だな、というホッとするタイミングで コロナ禍に突入。
経営という意味ではそれまでと異なったものになりました。
3年かけて5類になり、日常生活を取り戻そうとする昨今です。
そして間もなく、会計士さんの言う10年、会計士さんの言うとおりなら、経営のピーク状態。
これまでの10年でコロナ禍を挟んだために、予定していた10年とは違うものとなりました。
会計士さんの言うとおりなら、これから緩やかに
経営の縮小となるわけです。
でも、私としては、会計士さんの言うことにちょっと疑問。
だって、周りには我がクリニックよりずっと老舗の医院がたくさんありますが、その方がずっと多いのですが、
どこも10年で患者さんが明らかに減ったとかなさそうにみえるのです。
まあ、見た目だけで内情では分からないのですが…。
地域性とかもあるのかな?
私たちのクリニックにしても、最近の方が、地域の認知がすすんで、電話がかかってくる数とかwebからの予約とすごく増えてますもの。
まあ、私たちのクリニックはピークあたりで、まだ減少には向かわない頃なんですけれどね。
健診異常で受診しなくてはいけない
がん検診の用紙が届いた
なんか最近咳が出る
風邪ひいた
そんな時、どこに受診しようかと考えるとき、
まずは頭に浮かんだ医院とかを検索したりすると思うのです。
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この、『頭に浮かぶ』と言うところにたどり着くには、それなりの認知度がないと無理なこと。
その認知には、年単位の時間がかかると思います。
看板をみたとか
知り合いが以前に受診したとか聞いたとか
インフルエンザワクチンを接種するために受診したことがあるとか
そういう経験には時間が必要だと思うのです。
そしてその認知度は、その後の受診につながる。
私の住むあたりはいわゆるベッドタウンであり、都会のビル開業のクリニックとはまったく異なると思いますので、
会計士さんの言ったことは、周りの環境にもよるのではないか、などと思ったりしています。
そもそも
まだまだローンもあるわけで
今、減少に向かっては困る。
会計士さんの言葉は気にはなるけれど、
気にしても仕方がないことですし、
取りあえず、繰り上げ返済までは、
無我夢中で頑張るだけです。