開業前から、会計士さんにお世話になっています。少しずつ業務を移行して来てはいますが、
開業した頃は本当に基本的なことからお願いしていました。
でも、なんというか、私たちの担当の会計士様、Nさん、いわゆる、その、ミスが多いと言うか…。
何度か金銭的な損もしたし、損しそうになったこともあります。

これって、あってはいけないことだと思うのですがね。会計士さんにですからね。

私たちのクリニックは、5月ごろに開業しました。

私の開業したころの仕事に、職員の勤務時間の計算、というものがありました。昔ながらの
ガチャンと押すタイプの時計みたいな形のタイムカードがあり、そこから時間を計算し、それにより会計士さんが給料を計算し、給料明細を作り、夫が、給与振込をしました。

はじめての年末、担当会計士のNさんに
「これ、年末調整です」
といわれて一枚の紙をいただきました。
よく分からないけど、そういえば勤めていた頃、そんな言葉を聞いたな、と、私は思った程度。

実際には、その一覧表の金額を給与に上乗せしたり差し引いたりしなくてはいけないのですが、
そういう説明は一切なくて、渡されただけ。
年が明けて、常勤スタッフが私に、
「年末調整、どうなってます?なかったですけど」
と、言ってきました。(給与は月最後の平日です。)
その時、あれって、そういう意味だったの?と初めて気付きました。
何せ私、10数年ぶりの社会復帰、その前は独身貴族の自由の身ですから、お金のこと、よく知りませんでした。
会計士さんに伝えると、
「え?給与に上乗せして払わなかったんですか?」だと。
一年目は、もう少し言葉を付け加えるべきではないでしょうか?
一言で済ませるのは、二年目以降ですよね、私はそう思います。

そういう、気が利かないタイプの会計士さんです。
そのおかげで、スタッフから、
わたしたちは、注意してみてないと給料正しく払ってくれないかも知れない、いいかげんな人。
的にみられ、それっぽいこと言われたことあります、
あれちゃんとやってくれてますかぁ?みたいに。

以前に書いたエピソード、ほぼ同時に二人辞めた事務員の一人、パートの人、勤務時間的に雇用保険にはいる義務はなかった人。でも、実際には入っていて無駄にお金を保険に払っていた。折半の雇用保険、向こう(辞めた人)は払っていなくてこちらだけ払っていた。雇用保険料はまとめて払っているし、誰に払っているかとか、詳しくつたえられていなかったようで(そもそもそんなところが間違っているなんて思わないし)私も夫も知らなかった。分かったのは、その人が辞めて半年後。半年間、その辞めた人は遊んでいたようで、半年経ってハローワークにいったところ、ハローワークのスタッフに、雇用保険にはいっているので応募できません的なことを言われたらしい。
そして、クリニックの窓口に電話してきて
「いいかげん早く雇用保険抜いてください」と言ってきたそう。
他のスタッフ経由で聞きました。
夫と私は何も知らないけれど、そのこともあって、私たちはお金に関することを益々きちんとしていないだらしない経営者とみられていたと思う。
会計士さんのせいなのに
私たちは、無駄なお金を使わされた方なのに。

まだまだいっぱいある。
子どもが18歳になると、控除の対象になるのですが、それが抜けていてこちらから指摘して、あっ、という感じだったり。
株式投資で、大きく損きりしたとき、調べてみたところ3年さかのぼって税金還付できるかと書いてったので、「本当にできますか?」ときいたら「できますよ」って言うから、いろいろ時間をかけて用意して持って行った。そうしたところその段階で、株式投資とは別のものなので還付きませんってその段階で言ったり(分かった時点で伝えてよ)
年に一回、時期的にまもなくですが、昨年1年間の事業報告みたいなのがあります。その時、怖い顔の上司がついてきて、報告の途中であれこれ横から指摘されてキョドってることもある、どちらもおじさんですがね。

そんなこんなで、会計のこととか、事業のこととか、分からないことがあると、会計士さんに相談しようか、なんて言葉も出るのですが、

でも、Nさんの言うことだからなあ
と、どうにも信用できないのです。

そういう理由もあって、
給与計算は、今は夫が、全て、年末調整も含めて行っています。
これ頼むだけで10万円以上余計にかかるしね。

担当変えて貰ったら?

そう思うでしょう。
私たちも、思うことも多々あります。

でも、(失礼ですが) ちょっと抜けている分、本来なら別途資金取られるところをなんとなくやって貰ってしまったり、経費について緩かったり、助かるところもあるのも事実。

開業した頃はこちらも分からなくて、そのせいで困ることはありましたが、今となってはすっかり会計的な部分に慣れてしまい、Nさんが頼りない分私たちがやけに詳しくなっていたり、もはや困ることも少なくなりました。経費に緩いという唯一かつ最大ともいえるメリットのみに目を向けて、Nさんの仕事ぶりにはちょっと注意しながら、取りあえずこのままでいくつもりです。