狛犬とワルツを

            利倉神社  静岡県静岡市瀬名1976-1


狛犬とワルツを

平成生まれの岡崎現代型ですが、かなり短足型です。

元々の彫り出す最初の石が、まっ四角というか、立方体だったんだろうなぁ~と想像できるような感じ。


狛犬とワルツを



狛犬とワルツを


阿は珠持ち、吽は子狛犬持ちのパターンです。

彫りは比較的深めですが、本来螺髪にしたいようなところを線入れずに瘤だけ作って終らせた、という印象もありますな~

狛犬とワルツを



狛犬とワルツを


顔については、とにかく鼻がデカいです。

幅も高さもある~、この鼻はどこかで見たような・・・

あ、そうだ、お茶の水博士だっ!!!

鼻だけでなく、頬の盛り上がりもスゴイです。


狛犬とワルツを

子狛犬も、親に似て鼻はすでにデカめですが、なんとなくちょっとさびしそうな表情・・・

そして、親の前足はかなり作りが省略されて、指も爪もほとんどない状態です。



狛犬とワルツを



狛犬とワルツを


後ろ姿は、螺髪部分の大きさが見事にほぼ同じ、足の刻みも等間隔という感じで、あまり手造りの印象を受けません。

極めつけは、尾の作り方。

先端が切ってある、というか、先を鋭にせずにスパッとカットして四角にしました~というデザインです。

これは、独自のデザイン・・・っていうよりも、その方がミスが少なくて完成品としてロスが少ないから、っていコスト上での問題かな?


狛犬とワルツを




狛犬とワルツを

ここの神社も、お祀りしている神様の数がスゴイですね~。

ご利益もほぼ万能、ありとあらゆる願いが叶っちゃう!!という気前の良さでございます。