黒ちゃん (5:4月26日) | 黒ちゃんと丸ちゃん

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1985年4月26日

5:ほら!あれが父さん星だ

 

 

この第3惑星地球は

銀河宇宙の中でも

とりわけ美しい星です。

私はこの美しい星の

文化から人間の心まで

ズタズタに

破壊してやりたいと

考えております。

幸いこの惑星には

無数の巨獣達が

眠っております。

巨獣の帝国を築くには

もってこいの惑星です。

この地球を基地にして

全銀河を巨獣の帝国に。

 

 

地球へやってきて

間もないジャスピオン。

地球の風俗や習慣に

まだ慣れていないのだ。

 

ここだ、と、ジャスピオン。

ここどこだと思ってんのよ!

と、女性。

そうか男性と女性に

分かれてんのか・・・

と、ジャスピオン😅

 

 

先生が

何してるの授業中ですよ

そんなに怖い顔して

どうしたの

何ですか?どうしたの?

今日はおかしいわよ、と。

巨獣・・・と、さとみ。

巨獣?と、先生。

さとみは・・・

ほらあそこに

いるじゃない、と。

何もないじゃないの

と、先生。

クラスの子は・・・

おい大ホラ吹き

いい加減にしろよ

嘘つきさとみ、と。

 

 

クラスの子が・・・

さとみだ待てよ

嘘つき嘘つき

お前のために

授業パーになって

しまったんだぞ

みんなに謝れ。

さとみは・・・

嘘じゃないもん、やめて。

そこにジャスピオンが

やめろ

いけないな君たち卑怯だぞ

みんなで寄ってたかって。

巨獣を見たなんて大嘘ついてよ

と、クラスの子。

巨獣を?おい本当に見たのか

と、ジャスピオン。

うなずくさとみ。

クラスの子は・・・

だまされるな、そうだよ、と。

見たわ私見たんだから

と、さとみ。

お父さんの事だって嘘じゃない

ヨーロッパに行ってるなんてさ

死んだくせに、嘘つき

と、クラスの子。

おい待ってくれ

話してくれないか

どこで見たんだ巨獣

と、ジャスピオン。

さとみは・・・もう嫌、と。

やっぱりいるんだ

この辺りに潜んでるんだ

と、ジャスピオン。

 

 

父の写真に

ただいまと言うさとみ。

母がただいま、と、帰ってきた。

おかえりなさい、と、さとみ。

母はいつ帰ったのと、聞く。

今、と、答えるさとみ。

母が、はいこれお土産

と言ってお菓子を渡す。

ありがとう、と、さとみ。

大根と玉ねぎ忘れちゃった

悪いけど買ってきてくれる?

と、母。

さとみはうんと言う。

 じゃこれでお願いね

と、お金を渡す母。

さとみは

はい行ってきます、と。

さとみちゃんこの傷どうしたの?

と、母。

さとみはなんでもない、と。

またいじめられたんでしょ

聞いたわよひろこちゃんから。

巨獣を見たとか言って

大騒ぎしたそうね。

お父さんが

ヨーロッパにいるなんて

そんな嘘言うから、と、母。

さとみは・・・

だって悔しいもん

お父さんいないの。

 

 

クラスの子が

さとみを見つけて・・・

嘘つきさとみ

また嘘考えてんのかよ

明日はどんな嘘つくんだ、と。

 

はい、と、玉ねぎを渡す

マッドギャラン。

君のお父さんを見たんだよ

君が見たあの巨獣は君のお父さんだ

ほらあの巨獣だよ。

人間は色んな動物の生まれ変わりだ

猫だった人もいれば牛だった人もいる。死んだ後も色んな動物に生まれ変わる。君のお父さんも

巨獣に生まれ変わったんだよ

まさか、と、さとみ。

信じたくなければそれでいい

これを持っていなさい。

お父さんに会いたければ

これを吹くといい

お父さんが姿を表してくれるよ。

あの巨獣をいやお父さんを呼び出して

みんなをやっつけてやるがいい。

恨みを晴らすんだ

君をいじめた奴らに復讐してやれ。

と、マッドギャラン。

 

 

どうだミーヤ

巨獣のにおいがしないか

と、ジャスピオン。

アンリが

ほら見ろミーヤだって

何も怖がってない

つまり巨獣はいないってわけさ。

そうかなぁ、の、ジャスピオン。

そして・・・

巨獣が見えたジャスピオン

おかしいなどこ行ったんだろ

と、ジャスピオン。

ジャスピオン走り回ったって無駄だよ

と、アンリ。

確かに巨獣だったこの目で見た

と、ジャスピオン。

本当かジャスピオン

夢でも見てるんじゃないだろうな

と、アンリ。

もしかして異次元巨獣・・・

アンリお前の透視装置で

異次元を透視してみろ

と、ジャスピオン。

おまかせ、と、アンリ。

頑張れアンリどうした

見えたかアンリ見えたか

行けそのまま・・・。

倒れるアンリに・・・

あぁこの出来損ないの

ポンコツアンドロイド・・・

と、ジャスピオン。

 

 

これがお父さん、と、さとみ。

クラスの子が

何書いてるんだよ見せろよ。

外へ走るさとみ。

笛を吹くと巨獣が。

クラスの子に

さとみ

その笛貸せよ何吹いてんだよ

と、言われる。

また笛を吹くさとみ。

巨獣が見えて逃げるクラスの子。

お父さん、と、さとみ。

 

 

 

あの少女だ、と、ジャスピオン。

マッドギャランが・・・。

 

 

笛を吹くさとみ

お父さん?そうなの?

あなたはお父さんなの?

私構わない

巨獣の姿をしていても

お父さんと呼びたい。

 

 

さとみちゃんもしかしたら

この笛あの怪人から

もらったんじゃないのかい

あいつは悪魔の手先なんだ

利用されてはいけないよ

と、ジャスピオン。

邪魔をしないで

あの巨獣は私のお父さんなんだ

と、さとみ。

サタンゴースめ

子供の心までもてあそぶつもりか

と、ジャスピオン。

 

 

さとみを見つけるクラスの子

さとみを追いかける。

走るさとみ・・・

トラックの運転手から気をつけろ

どけどけ、と、言われる。

笛を吹くさとみ

お父さんもっと暴れて、と。

 

サタンゴースが巨獣を凶暴化させた

 

悪魔に魂を

売ってはいけないやめろ、と。

暴れる巨獣に・・・

街が破壊される・・・と

ダイレオンを呼ぶ。

戦闘巨人ダイレオンで戦うが

このままでは

街に踏み込まれてしまう

なんとか食い止める

方法はないものか・・・

あの笛だ、あの笛の音が

異次元巨獣のエネルギー源に

なってるんだ

さとみちゃんやめるんだ

笛を破壊。

さあ来い巨獣

と、ジャスピオン。

 

 

ジャスピオンが

あの笛の音は異次元巨獣の

エネルギーだった

だから笛を吹くと姿を表したんだ。

でもどうして

さとみちゃんにあの笛を

と、アンリ。

サタンゴースは

巨獣を凶暴にするだけではない

人間の心を悪魔に変える魔力も

持ってるんだ、と、ジャスピオン。

この惑星の人間の心まで

破壊しようとしてるんだな

と、アンリ。

お兄ちゃん

助けてくれてありがとう

と、さとみ。

俺がそりゃあまぁ

の、ジャスピオン。

お父さんに

会いたくて会いたくて

たまらなくて、と、さとみ。

ジャスピオンが

さとみちゃんのお父さんは

巨獣なんかなったんじゃないよ、と。

じゃあ何になったの?と、さとみ。

何って言われても・・・

そうだ星になったのさ

ほらあれが君の父さん星だ

と、ジャスピオン。

お父さん・・・と、さとみ。

さとみは星空に父を見た

それ以来

たくましく明るい少女になった。

だがサタンゴースは

人間の心をも悪魔に変え

破壊しようとしているのだ。

その事を知った

ジャスピオンの怒りは

炎と燃え上がった

さあ来いサタンゴース

俺が相手だ