今日も空は美しい


雲や山


飛行機までも夕焼け色に染めていく


白く輝くお月様は


半月を少し過ぎた頃


ふっくらと


収穫の満月へと近づいて行く


窓をすり抜ける夜気は


日に日に冷たさを増し


頬を心地よく撫でていく


固く繋がれていた鎖が


何本か外れ


私は少し軽くなった様だ


投げやりに思っているわけじゃなくて


本当に今はどっちでもいい


そんな気持ち


あの人がどう思おうと


あの人がどうしようと


例え私に影響があることだとしても


その人の事は


私はどっちでもいい


それが大切かどうか


自分が一番分かってる


その人が可哀想だから


自分を犠牲にしてる


つもりでも


それはただの自惚れかもしれない


それは自分だけじゃない


みんなそう


だからみんな美しくて


いつだって儚い