皆様おはようございます。
前回の続きです。
今日は「乳癌とはどういうものなのか?」ということについて調べた事を書きますのでどうぞご覧下さい。
乳房には「脂肪」と「乳腺」があります。
乳癌とは「乳腺」から発生する癌で、脂肪からは発生しません。
乳癌は他の癌同様に細胞の遺伝子異常の蓄積によって発生する事が分かっています。
また、発生・進展ともにホルモンに依存している点が乳癌の特徴です。
大人の女性の乳房は、乳頭を中心に乳腺が放射状に15~20個並んでいます。それぞれの乳腺は小葉に分かれ、小葉は乳管という管(くだ)でつながっています。
乳癌の約90%はこの乳管から発生し、乳管癌と呼ばれます。小葉から発生する乳癌は約5~10%あり、小葉癌と呼ばれます。
☆早期乳癌とは?
「早期乳癌」とは癌の腫瘤(かたまり)の大きさが2cm以下で胸壁に固定されておらず、かつ皮膚病変(むくみ、浸潤、潰瘍、衛生皮膚結節)がなく、転移や転移の可能性があるリンパ節の腫れなどがない状態をいいます。
◯触診で分かるしこりの大きさが2cm以下
◯乳房の皮膚の異変がない
◯乳房以外の部位への転移がない
◯リンパ節への転移がなく、腫れ・硬いしこりもない
◯しこりが胸壁に固定されていない
◯組織学的にみて早期と診断される「非浸潤癌」や「小葉癌」
◯パシェット病(乳腺・乳輪部の皮膚浸潤が見られる乳癌)
☆乳癌の種類
乳癌は乳管(小葉上皮)から発生します。乳癌のシコリは硬く、表面がでこぼこしており、周辺組織との境が分かりやすいもの(非浸潤癌)と分かりにくいもの(浸潤癌)
非浸潤癌
・乳癌全体の5~10%を占める。
・乳頭からの分泌物があったり、マンモグラフィーで発見されることが多い。
・乳管上皮に発生した癌細胞が基底膜(表皮と真皮の間にある厚さ0.1μmの薄い膜)を破壊・浸潤せず、上皮内に留まっている状態の癌
・女性ホルモン(エストロゲン)に依存している。
・リンパ節転移や遠隔転移を起こすことはなく、完全に、切除すれば完治する。
浸潤癌
・基底膜を破り、浸潤した状態の癌。
・リンパ節転移 (ワキ・胸骨傍リンパ) などの転移を起こす。
・シコリ (腫瘤) として発見されることが多い。
以上
女性の健康・医療情報.net より