普賢まつりに来てみたんですが、露店が並ぶ海商通りにある「光ふるさと郷土館」をのぞいてみると、この普賢まつりの期間だけは無料で入館できる(通常¥250/大人)というので、入ってみることにしました
Luckly, I could enter ”Furusato Local Museum of Hikari city” by free of cost today due to the season of Fugen-Festival.
ほら、青で囲っているところにシレッと入館無料って書いてあります
ここ光市の室積(ムロヅミ)地区が良い漁港でもあり、また海の菩薩である普賢寺への参拝客や船の寄港地として栄えていた江戸時代後期から昭和30年代にかけて醤油屋を営んでいた建屋を修復し、平成5年、1993年に光ふるさと郷土館として整備されたそう
受付のすぐ横には商家の帳場が再現されていて、人形にちょっとびっくりしました
受付の後ろ側にある休憩室には地元の方々の生け花が展示してありました
こちらでは、この醤油屋を営んでいた磯部家の歴史書物の実物が展示されています
明治から大正にかけて、室積と言えば、「名楽焼のひねり人形」だったみたいですね
こちらがそのひねり人形たち
1つひとつ手作りなので、趣があります
しかし、この郷土館は、間口は狭いけど、奥行きが長い、まさにうなぎの寝床ですね
少し奥に行ったところは「ふるさとギャラリー」として市民に貸し出している展示室のようで、今日は光人形劇協議会さんの展示が行われていたので入ってみました
こちらの方に説明していただいたのですが、ご本人がこの全ての人形をつくられたとか
これはネズミちゃんですが、灰色の軍手に細工をしてつくったそう
子どもたちの笑顔のために愛情とアイディア満載で、作品のシナリオまでも自分たちでオリジナルをつくることもあるというこの光人形劇協議会の方々の熱意がすごいなぁ〜と思いました
赤ちゃんが無事に生まれたら、一緒に観に行きたいです
さらに鰻の寝床を進むと、こちらには昔なつかし手押しポンプ式の井戸がございました
まだ使えるみたいです
こちらにはつるべ式の井戸も
ちょっと開けた中庭には樹齢約220年の銀杏の木がありました
光市の名木百選にも選ばれているんですね
こちらの区画では江戸時代の醤油醸造道具や船の模型などが4箇所にわたって展示されています
まず、こちらでは、醤油づくりに欠かせない麹室が再現されていました
中にも入れます
展示用の麹まで再現してあって結構丁寧です
続いてこちらでは醤油の醸造道具が展示されていました
おっここにも人形が
江戸時代に実際に使われていた用具なども展示されていました
磯部家の方々はここ室積で6代に渡り醤油製造に携わっていたのですね
当時の帳簿らしきものまで展示されていました
次のお部屋では室積の漁業や波止場の様子などが紹介されていました
光市の漁業の歴史がみっちりとパネルで説明してあります
一番奥の展示室が一番広かったです
このお部屋の中では人形だけでなく、引札や絵馬、そして弁才船の模型がどどーんと展示されておりました
室積の早長(はやおさ)八幡宮の秋祭りについて、また、その時に使う山車(ダシ)についてのパネル展示と・・・
その山車の実物も展示されていました
お祭りでは、木遣(キヤリ)唄を歌いながらこの山車と踊り山がひき廻されるそう
昭和56年、1981年に、この山車と踊り山は光市の民族文化財に指定されたんですって
こう見ると、室積はかつて海上交易によって繁栄していたということがよくわかりますね
そして、こちらがいただいたパンフレットです
パンフの反対側はこんな感じ
室積って以前、フィッシングパークには来たことがあったんですが、実はずいぶん昔から栄えていたところだったんですね
またひとつ山口県の魅力を発掘できました
<<以前、フィッシングパークへ行った時の記事>>
https://ameblo.jp/kurokui-yanai/entry-12354099598.html
<<光人形劇協議会のFacebookのページ>>
https://www.facebook.com/光人形劇協議会-1527283820833775/
<<光ふるさと郷土館の公式ホームページ>>
http://www.hikari-bunka.or.jp/furusato/index.html
やまぐちイイネ
JOY