秋吉台を後にした私たちは奈良の法隆寺と京都の醍醐寺と並び日本三名塔の1つと言われている国宝五重塔や曹洞宗保寧山(ホネイザン)の瑠璃光寺などがある香山(コウザン)公園へ行きました
朝早かったので、五重塔のすぐ横の駐車場に停めることができました(もちろん駐車無料)
桜と五重塔、手前の満月の庭とのマッチングが素敵
この五重塔は日本で10番目に古く、応永6年(1399年)の応永の乱で足利義満と戦い戦死した大内氏第25代大内義弘(ヨシヒロ)の霊を弔うために弟で第26代大内盛見(モリハル)によって建てられたとされており、一種のお墓のような意味合いがあるそう
この31.2mある五重塔の特徴は何と言っても屋根が瓦葺(カワラブキ)ではなく、桧の皮で葺いた桧皮葺(ヒワダブキ)だということだそう
日本で桧皮葺の五重塔は奈良の宝生寺、長谷寺、広島県宮島の厳島神社の4基のみだとか
そして、本堂へ
本堂の左右には山口県で最も大きなすりこ木(写真手前)と杓子(写真奥)が置かれていました
「佛様は我が身をすり減らしても、お救いくださる」ということから、すり減らす=すりこ木と救う=杓子が置かれているということだそうです
こちらは知足(チソク)の手水鉢(チョウズバチ)と言って、5円玉のような四角い穴があいた丸い石に4つの漢字が書いてあり、中央の口と結んで「吾唯足知(われただたるをしる)」と読めますね
自分はこれ以上我欲を求めてはいけないという意味を示しているそう
他にも境内にはなでるとその病気が治るという佛様や、身代わり地蔵、佛足石などいろいろ祀られていましたが、中でも私が気になったのは、こちらの大念珠
百八の煩悩を滅除させるために、私も心静かに念じ、この珠を8つ引きました
その後、私たちは金毘羅様までお祈りに行き、さらにその上の山に登りました
この絶景を望める山道には赤い帽子をかぶったお地蔵さんたちがたくさんおりました
その後、私たちは香山公園の西側にある香山墓地に行ってみました
うぐいす張りの石畳にある印の上で見事に手を叩く夫
確かによく響いておりました
階段を登ってみることにしました
そこでは第13代毛利敬親夫婦、第14代毛利元徳公夫妻、第15代毛利元昭夫妻のお墓を見ることができました
そして、私たちは再び香山公園の中央へ戻って来ました
こちらの馬に乗っている方が京都を模してこの山口を都市計画した大内氏24代大内弘世(オオウチヒロヨ)像
最後になりましたが、ようやく香山公園の石碑発見
で、一通り中を見て、香山公園の正面入り口から出た私たちでした
五重塔を見に来たつもりだったのですが、香山公園の中を歩けば歩くほど興味深いものがたくさんあり、すっかりお昼の時間になってしまいました
ここに来るなら、1時間じゃぁ足りませんね
のんびり半日いける観光施設だと思いました
しかも、お賽銭以外は入場料など一切かからず学びもあり、綺麗な景色も見れて、のんびり過ごすことができるので最高の休みを過ごすことができました
やまぐちイイネ
JOY