2024/12/6




先週、高校テニス部のOB会があった


設立してまだ6年日の

浅いである。




高校を卒業して40年以上経つが、

世代を超えた多世代のOB会は

いままで無かった。


たまたま、

地元にいる世代の近い者同士が

かえあってようやく設立できた。





年1回の顔合わせの

飲み会が中心であるが、


毎年楽しみにしており

遠方より足を運んでくれる方も

多くいる







会話といったら、

必ずと言ってよいほど

毎年同じ話をしている。




あの時代

スマホもパソコンもSNSも無く、

遊びといったら


インベーダーゲーム

唯一あるような

限られた情報と価値観のなか、



我々にったのは

目の前にあるテニスだけだった。







だからこそ、

生身の人間同士の繋がり深く、

色濃く脳裏に残っているのだろう。









 退職をして、

家に居ることが多くなり

暇な時間がくある。




最近気が付くと、

スマホを片手にYouTubeやSNS

ネットショッピングをすることが

頻繁にある




そうすると、

ネット上のアルゴリズムで

どんどん同じような動画や商品が

おすすめにあがってきて、


つい長時間浸ってしまう。




親しい友人と

直接コミュニケーションを

楽しむようなものではなく、


ネット上の自分にとって、

都合の良い心地よいものに

つい心を許してしまって楽しんでいる。




たとえその情報が

根拠のないものであっても

つい流されてしま

飛びついてしまっている。




調べるとアルゴリズムとは、


問題を解決する定型的な

手法や技法に従っていれば、

正解であることが保証される手続き。


とある。




そうなるとネットは、

私の好みを学習し、次に何を視聴し、

何を読み、何を買えばいいのかを

教えてくれている。



そうしているうちに

じわじわと人としての在り方を変えられ


いずれ意思決定さえも

AIせてしま自分がいる!?


そんなことを考えていたら

恐ろしくなってきた。







 オーストラリアでは、

16歳未満のSNSの規制に

乗り出した。




脳は本来ひとつのことにしか

集中できないので、


スマホの多機能性は

脳へ悪影響を及ぼしているのではないかと

言われている。



脳を活性化させるためには、

読書、人とのコミュニケーション

そして適度な運動だそうだ。




まさに、

あの高校時代、先輩後輩を含め

生身の人同士

テニスをとおして熱く繋がっていた




だからこそ数十年時が経過しても、

色褪せることのないものとして

鮮明に脳裏に刻まれているのだ。










ある本にこんなことが書かれてあった。


人は誰しも、どんな時であっても、

 常に何かしらの寂しさを

 抱え込んでいる。


 この寂しさは、人はみな

  一定時間後に朽ち果てる。

 という逃れられない

 宿命から来るのだろう。


 AIには、絶対に持てない。


 この情緒を持つことで、

 辛うじてAIの上位に

 居ることができるのだ。


 寂しさを埋めてくれるのは

 人により異なるだろうが、

 私の場合はしばしば、

「思い出」とか「懐かしさ」である。」

 と