2024/10/06
暦は10月になったものの、
今年の秋も相変わらず
暑いのか寒いのか、
よく分からない天候が続いている。
それでもやはり秋らしく時折、
街のあちこちから
キンモクセイの甘い香りが漂ってくる。
庭の片隅には、
例年この季節に赤い実をつける
小さな庭木がある。
名前もわからない木であるが、
葉の下に控えめに
いくつかまとまって
実をつけている様子が、
何とも可愛らしい。
先日、孫の運動会に行ってきた。
今は、雨の心配をしなくても
良いように体育館で行っている。
さらに、土日や祝日ではなく
ウイークデイに開催されている。
先生方の働き方改革なのか、
単純に休日の屋内施設がとれなかった
だけなのかわからないが、
一年中休日の私には
全く問題ではない(笑)
今回驚いたことは、
運動会のしおりの表紙に
描かれている「絵」が
孫の描いたものとのこと。
その絵はまさに、
輪っかをバトン代わりにした
リレーの様子が
はっきりわかるのである。
スゴイ‼
私は5歳でこんな絵は、
間違いなく描けなかった(苦笑)
「絵を描く」とは、
「ヒト」だけが持つことのできる能力。
人類が遥か遠い昔、
アフリカの地より
直立二足歩行を始めて、
様々な能力を身につけ
現在まで進化してきた。
その進化の過程において、
7万年も前から洞窟壁画のような
絵画を描いていたという。
驚くほど初期の頃から「ヒト」は
芸術性という創造力を
身につけていたのだ。
そしてその創造力は、
言葉を持ち、文をつくって思考し、
想像力を発揮して
仲間との意思疎通をはかり、
文化や文明を生みだしてきた。
現在、日常の社会生活においても、
私たちはいつでも
想像力を働かせている。
「今日も猛暑になりそうだから、
水分を摂り熱中症に気をつけよう。」と
身の安全を守る。
「こう言ったら、どう思うだろう?」
と、先回りして相手の気持ちを慮る。
想像力のアンテナを立てて、
人とつながりや
健康で安全な生活を続けている。
とはいっても、
あまり気を利かせてしまったりすると、
かえって押しつけやおせっかいに
変わってしまい、
相手に負担をかけてしまう。
時には、素のままに
ありのままの自分で向き合う方が、
お互い心地よく過ごすことが
できたりもする。
そのさじ加減がとても難しい。
いくつになっても苦労する。
孫は、リレーで人間関係の
トラブルがあったようだ。
娘から、自分から謝って、
きちんと仲直りをすること。
と諭されていた。
孫は、こういう経験を
これから何十年も何度も繰り返し、
学んでいく。
ちゃんと謝れたのかな?
そのことは、まだ聞いていない。
へたれな爺ちゃんである。