2024/9/18
長崎2日目の午後は
レンタカーを走らせ、
佐世保市にあるハウステンボスへ
向かった。
園内は、洋風の街並みと石畳、
そこに運河が流れる
美しいヨーロッパの風景を
イメージしたテーマパークに
なっている。
日中37度を超える
とんでもない暑さだったせいか、
来場者はまばらで
広々とした敷地を悠々と散策できた。
ところが、夕方近くになると
人が徐々に増えてきた。
それは、夜のイルミネーションに
合わせて皆やってきているのだ。
園内中の街がライトアップされ、
大規模なプロジェクション
マッピングが上映される。
その景色は、思わず
声が出てしまうくらい
美しく幻想的であった。
運河脇のテラスで食べた、
佐世保バーガーも格別であった。
3日目、
妻と二人で向かったのは
平和公園と長崎原爆資料館。
原爆の投下は、
長崎市民の7万4千人の
無辜の命を一瞬にして奪った。
あの時代、日本の指導者たちは、
大儀を唱えた。
だが、誤算のすえに、
取り返しのつかない
膨大な犠牲と破壊がもたらされた。
79年の時が過ぎ、
現代の豊かな生活は、
そのとてつもなく
計り知れない惨劇と過ちの上に
築かれている。
平和祈念像の前で
ガイドさんが伝えていた。
「右手は原爆を示し、左手は平和を、
顔は戦争犠牲者の冥福を祈る。
そして、いつでも立てるように
置かれている左足は、
同じ過ちを繰り返してはならない
という力強い決意。」
だと。
原爆資料館では、
修学旅行だろうか
大勢の来館者がいた。
女子生徒が展示されている
資料をハンカチで
目頭を押さえながら読んでいた。
戦争はあまりにも理不尽。
二度と戦争は起こしてはいけない。
だが今も、
世界の各地では内戦や内乱、
戦争が起きてしまっている。
ある国では、
核の使用さえちらつかせている。
何と愚かな事か。
最終日は、
沖合に浮かぶ伊王島に行く。
ここはかつて、炭鉱の島として
栄えていたらしい。
近年では長崎市近郊の
リゾート地として開発されている。
息子や孫たちはバギーやプール、
サイクリングとリゾート気分を
十二分に堪能していたようである。
それにひきかえ、
我々老夫婦にあてがわれたのは、
何と!足つぼマッサージ⁉(苦笑)
食事も美味しく、温泉でもあったため、
のんびり過ごすことができた。
岬にある灯台から見る海の景色も
美しかった。
今回の旅も色々とアクシデントは
あったものの、
楽しく愉快に過ごすことができた。
家族に感謝である。
是非、また長崎に訪れてみたい。
長崎!最高!!