2024/6/28
我が家の玄関先を
華やかに彩っていたカシワバアジサイ。
今度はドライフラワーに姿を変え、
リビングから家族を癒してくれる。
その準備中である。
夕食後ふと気づくと、
4歳になる孫娘が
ようやく
お座りのできるようになった妹に、
絵本を読んできかせている。
お姉ちゃんの
少したどたどしい読み聞かせに、
負けじと妹も「ぎゃぎゃ‐」と
赤ちゃん声で返していた。
なんとも微笑ましい光景であった。
毎朝、新聞を読むことが
習慣となっているが、
最近の記事は暗く心が沈むものが多い。
政治や経済、世界での紛争、
自然災害、事件事故…。
習慣というのか、
そういったニュースに関心を寄せると、
ついそのようなところばかりが
気になってしまい
新聞を開げるたびに、
ため息が出てしまっていた。
そんなとき、
以前NHKで放映されていた
「猫のしっぽ カエルの手」の
故ベニシア・スターリン・スミスさんの
エッセイ集を読んでみた。
京都大原の古民家で、
イギリス生まれの彼女が
自然と共に暮らした様子が描かれている。
その中に次のようなことが
書かれていて、
心が洗われるような気持になった。
「 心を穏やかにすれば
あなたの人生が美しい世界に
囲まれていることに気づくでしょう。
髪を揺らす風 赤ちゃんの笑顔
美しい花に留まる蝶など、
ごく何気ないものの中に
本当の美しさがあるのです。
幸せは自分の心次第です。 」
まさに 我々の暮らしは、
目の前にある日常に感謝しながら
生活してゆくことなのだ。
もちろんそのことと共に、
社会情勢にも関心を寄せ、
この平和が保たれ、
さらにどのようにしたら
向上させていけるのかを考えながら、
学び続けてゆくことも大切なこと。
夕方、やけに外が明るいので
孫を抱いて出てみたら、
美しい夕焼けが広がっていた。
「 君がくれた溢れるほどの
幸せと真っすぐな愛を
与えられているこの時間の中で
どれだけ返せるだろう
帰ろうか もう帰ろうよ
茜色に染まる道を
手を繋いで帰ろうか
世界に ひとつだけ
my sweet home 」
木山裕策
何だか 明日への元気が湧いてきた。