2024/6/17




まだ6月なのに

30℃を超える暑さが続いている。




この地域では、ここしばらく

まとまった雨降っていない。




それでも、玄関先に植えてある

カシワバアジサイは、

大きな白い花を咲かせている。




植物の力は強い。











のところテレビや新聞から

これから先が

不安になるような報道続いている






衆議院で可決された

政治資金規正法改正案は、


政策活動費の領収書

なんと10年後に公開するのだそうだ。




物価は、円安だからなのか

各国で起きている

戦争や紛争のせいなのか、


変わらず上がり続けている。




賃金は上がらずに

輸出関係の大企業だけ


多額の内部留保をため込んでいる

らしい




少子化で近い将来、

消滅してしまう都市も


あるとかないとか。















 カンヌ国際映画祭で

グランプリを獲得した

「関心領域」という映画を観てきた。





アウシュビッツ捕虜収容所

一つを隔てた豪邸に


所長家族が住んで

優雅な暮しをしている







塀の向こう側からだろう


銃声の乾いた音、怒鳴り声、

そして悲鳴のような叫び声

聞こえてくる





しかし映像として描写はない


映画は、淡々と

所長家族の記録のように進んでいく。







通常の人間であれば


の敷地において

非人道的悲惨なこと

毎日起きていることを知れば、


とても住むことなどできないだろう。





しかし家族は、何事もないように

耳も眼も心も塞いで、暮らし続けている









映画に似たようなことは

現在でも日常に潜んでいる




例えば政治は、

どこか他人事のように

感じてしまっていたり、


2011年に日本中を震撼させた原発が

再稼働されようとしているのに、


自分の地域の問題として

関わらなければ、

そのことを理解できない。




でもはたしてそれで良いのだろうか。









「関心」がなければ

それは無知につながるし、

様々なことを見逃してしまう。




社会関心を高めることや

人間の起こしてきた過ちの歴史を

知ることは必要なことだ。




この映画はそのことを

伝えているのかもしれない。