2024/5/16



薫風香る五月、

娘と孫二人を連れ

横浜に住む妹夫婦のところへ

遊びに出掛けた。







海の近くにある水族館や遊園地では、

4歳になる孫娘は終始、

大興奮で園内を走り回っていた。





特にイルカショーでは、

白イルカの鳴き声を真似して


「キィー!キィー!」


と大はしゃぎで叫んでいた。







幸い客も少なかったので、恥ずかしかったが、

生まれて初めて!?

私もメリーゴーランドの馬に跨ってみた。




なんだか懐かしいような

不思議な感覚だった。




元数学教師の妻は、

見たこともないような

無邪気な笑顔をしていた。










その日は、妹夫婦が

港の傍に建つホテルを用意してくれていた。




部屋の窓から見える風景は、

普段の観ている風景と違い、

海と近代的でモダンな建造物の対比が

美しい景観が広がっていた。




特に夜景は驚くほどロマンティックで、

ミステリアスで、格別だった。












 翌日は東京スカイツリーへ。




平日なのに驚くほどの混雑ぶりで、

どこもかしこも

大勢の人たちで賑わっていた。




地上350mにある展望デッキから

眺める巨大都市東京の絶景は、

多くの観覧者から驚嘆の声が

あちこちから聞こえるほどであった。






世界屈指の高さを誇るタワーが

地震や強風の揺れに対して

どう対応すべきか、



試行錯誤を重ねた結果、


過去に地震による倒壊の例がない

伝統的な塔「五重塔」の

制震構造「心柱」を参考にして

建てられていると知って、 


日本人の知識と技術の高さに

あらためて感動した。










 早朝、ホテル周辺を歩いてみた。


最寄り駅の公園にあるベンチに腰かけ、

しばらく行き交う人たちを眺めていた。





朝日が射し込んだ駅前の光景からは、


ここはどこかの美しい異国の街ではない、

自分と地続きに

繋がっている日常が感じられ、

安らかで穏やかな気持ちに包まれた。




 「限られた時のなかで、

   どれだけのことができるのだろう♪」

                Story-AI 





旅をとおして

非日常を体験し学び得ることや、

ささやかな暮らしの中から

小さな喜びを見つけ出す営みが、


日々を大切にする生き方に

繋がることのひとつなのかもしれない。