CESで発表された、注目のタブレット型端末6台 | E-mon.com/電子書籍、タブレット、スマートフォンの最新情報を配信

CESで発表された、注目のタブレット型端末6台

2011年1月6日~9日に開催された米国最大の家電ショー「2011 International CES(Consumer Electronics Show)」(米ネバダ州ラスベガスで開催)では、タブレット型コンピュータが開幕前から主役の座を獲得していた。今回の2011 CESで新たに発表されたタブレット型コンピュータの種類は、全部で約25~50機種以上に上る。

 アップルが2010年に「iPad」を発表してタブレット型コンピュータの定義を完全に一新してから、まだ1年も経っていない。それにもかかわらず、数多くの新製品が今回正式に発表され、市場でしのぎを削る状況になっている。2011 CESで旋風を巻き起こしたタブレット型コンピュータの中から、注目の6台を紹介しよう。



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サムスン電子の「Gloria」
インテルは、サムスン電子のタブレット型コンピュータ「Gloria」を展示した。10インチ型のタッチパネルを搭載し、スライド式のキーボードを備える。OSは、Windows 7を採用。2011年春ごろに市場に投入される予定だという。



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ViewSonicの「ViewPad」
ViewSonicのAndroid搭載タブレット型コンピュータ「ViewPad」シリーズには、ViewPad 7とViewpad 10(写真)の2機種が用意されている。いずれも2010年11月に発表されたばかりだ。さらに同社は2011年1月6日に、「ViewPad 4」を新たに追加したと発表した。ViewPad 4は、クアルコムのチップセット「Snapdragon」を採用する。800×480画素(WVGA)の4.1インチ型タッチパネルを搭載し、電話機能も備えている。
ViewPad 10は、インテルのAtomプロセッサを搭載し、Windows 7またはAndroid 1.6のいずれも動作させられる。2011年3月には販売を開始する予定で、価格は629米ドル。ViewPad 7については、2010年末に販売を始めている。



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デルの「Streak 7」
デルは、同社にとって初めてとなる、T-Mobileの4Gネットワーク対応タブレット「Streak 7」を発表した。Android 2.2を搭載し、ディスプレイは7インチ型を採用、アドビ システムズの「Flash Player 10.1」に対応する。ただし同社は、Streak 7の価格や販売開始時期については明らかにしなかった。クアルコムもこのStreak 7を展示し、同社のチップセット「Snapdragon」(型番は「QSD8250」)が搭載されている点を訴求していた。



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WeTabの「WeTab」
ドイツのWeTabは2010年9月に、1366×768画素の11.6インチ型パネルを搭載したマルチタッチ対応タブレット「WeTab」を発表した。インテルのAtomプロセッサを搭載し、Linuxを基盤とした携帯型情報機器向けOS「MeeGo」を採用する。短距離無線規格のBluetooth 2.1 + EDR(Enhanced Data Rate)と無線LAN規格のIEEE 802.11b/g/nに対応しており、オプションで3G携帯電話やGPSにも対応可能だ。また、Adobe Flashもサポートしている。



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Creative Labsの「Ziio」
Creative Labsは2010年に、7インチ型のAndroid搭載タブレット型コンピュータ「Ziio」を発表し、8Gバイト機と16G機を用意した。オーディオ機能の搭載を訴求しており、販売価格は270米ドルからだ。報道によれば、10インチ型の機種も間もなく発売する予定だという。



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Aluratekの「Cinepad」
電子ブックリーダーを手掛けるAluratekは、10.1インチ型タッチパネルを搭載したAndroidタブレットを発表した。無線LANに対応している。


(EE Timesより引用)


今年に入り、世界的規模で注目が集まるタブレット型端末機。その勢いは、デスクトップPC、ノートPCの話題を一掃する勢いである。端末機が今後、続々と市場に投下されるのはいいが、肝心の電子書籍ストアのラインナップがまだまだ充実してるとは言いがたい...。しかし、2010年、iPadの登場から、ガラパゴス、リーダーとまたたくまに展開を広げ、市場が盛り上がり、ますます加熱していくのはいうまでもない事実。この市場の展開の早さに平行するかのように、ストアの充実度が高まるのも時間の問題か?