黎明のアルカナ13巻 | 最近「4」を上手く書きたい気分

最近「4」を上手く書きたい気分

パティシエ科に進学が決まったLJK。
嵐&Goosehouse(♡´罒`♡)



とうとう!!!
黎明のアルカナ完結!!


本当に衝撃のラストでした。
まずは、私の心の整理から。

『男らしいシーザが好き♥』






黎明のアルカナ13巻は、本当に衝撃的です。まずは、ロキがセナンを亜人だけの国にした事。人間だけの国となったベルクートは、ベラシーリと改名。ナカバとシーザは遂に結婚し直します。


ある日、突然リトがやってきます。巻物を持って。

「ロキが死んだ」

力の使い過ぎでした。そして、少し前に聞いた『カチャン』という音は、刻のアルカナの回廊にいくつか鍵の掛かった部屋の鍵があいた音。それは、ロキが死んだ証でした。

『白日のもとに晒されるまで』

その日はやって来ました。


母ステーシャの元に帰ってきた、まだ見ぬ父は赤毛の亜人でした。そこへ、幼いロキが帰ってきます。そして、ステーシャ達を『お父さんお母さん』と呼びました。妹が生まれ喜ぶロキ。しかし、混血の2人が兄妹と知れれば殺されてしまう。妹であるナカバを守るため、従者と偽って生きる決意をします。


でも、時々何も知らないナカバを憎いと思う事も。でも、ナカバがいつか視ると予想してか、『憎かったけれど、やっぱり愛している』『彼の元へ帰りなさい』と死に際に言います。



シーザの声が聞こえてきて、ナカバはアルカナから目覚める事が出来ました。

ナカバにとって、ロキはとても大切な存在。そして、想いを寄せるシーザは、自分を現に繋ぎとめてくれる存在です。


リトから渡された巻物は、『セナンをナカバ様へお返しします』と書かれていました。


どの位経ったのかは私には分かりませんが、セナンとベラシーリ(旧ベルクート)は1つになります。そして、ナカバのお腹は…!!!




《感想》
本当に衝撃的でした。実は兄妹だった。そして、ロキはセナンとベルクートが1つになるには時間が掛かると分かっていたから、ナカバを突き放してでも、まずは亜人と人間を分けた。そして、肉体的にも精神的にも力を使い過ぎてしまったロキは、幸せになれないまま、亡くなりました。(予想)

ロキはこの物語で、実は1番背負っていた物が大きかったと思います。

セナンの王(祖父)は、ロキがステーシャの子供と知っていても、王族と認めませんでした。赤毛よりも王家の恥とされていたからです。


ナカバが黒に染められたシーンを覚えてますか?あの時何故、ロキが泣いたのか。それは、この巻で分かりました。『どうして君は僕の髪色で生まれなかったのか、どうして僕は人間の姿で生まれなかったのか、どうして君は人間の姿で生まれてきたのか』そんな葛藤がロキの中であったからなのでした。

混血の兄妹は、兄妹なのに姿が違う。そして、ナカバとロキは王族であるが故に、更に追い込まれてしまった。


とても哀しい最期だった。


読み終えた私の心の整理。
『妹思いなロキが好き♥』


是非、最初から読み直したいです。