先日の講演会に行った時の続きです。


特に不妊の原因がなくても、1周期あたりの妊娠効率は
20~25%
だそうです。

それに伴って、人工授精を5回。
多くても6回やって結果が出なければ、その夫婦はその方法が合わないそうです。
7回目をやっても無駄だと言ってました。
6回やってもダメな場合、その方法に執着せず
ステップアップし、体外受精もしくは顕微授精にした方が良いそうです。


では、体外受精や顕微授精は6回やってダメならダメなのか?
となると、それは全く別問題らしいです。

なぜかと言うと、
タイミング・人工授精=自然妊娠とほぼ変わらない
体外受精・顕微授精=人工的な妊娠


体外受精・人工授精は、7~8個良い卵が取れれば妊娠できる。
と言うか、妊娠させる自信があるそうです。
でも、その良い卵を採るまで、何周期かかるかが問題と言ってました。




【卵子と精子の違い】
精子は62日で新しい精子が作られる。
1度射精をすると、2~3日で量が戻る。


一方女性は、卵子を育てる卵胞に、もととなる原始卵胞と言うのがある。
生まれる時、この原始卵胞を卵巣に約200万個蓄えている。

月経のはじまる思春期に、約180万個が自然に消滅し、
生殖年齢の頃には約20~30万個まで減少。

その後、一回の月経の周期に約1000個が減少。
1日にすると30~40個が減り続けている。




【妊娠の効率を上げるには】
・痩せすぎない
・太りすぎない
(統計の結果、BMI<25が妊娠率55%と高い)
・煙草を吸わない(夫婦共に)
・カフェインを取りすぎない




【妊娠の可能性を高める十か条】
①加工品やファーストフードに含まれている
動脈硬化を進めると言わるトランス脂肪酸を避ける
②オリーブオイルやキャノーラオイルなどの不飽和脂肪酸を使う
③動物性は避け、豆類などの植物性タンパクを摂取する
④すぐに血糖値やインシュリンを上げる炭水化物は避け
その作用が弱い全粉穀物や他の炭水化物を食べる
⑤毎日一杯の無調整牛乳や少量のアイスクリーム、
無調整のヨーグルトを食べる
⑥葉酸と他のビタミンB群を含むマルチビタミンを取る
⑦鉄分は果物、野菜、豆類、サプリメントからたくさん取るが
赤肉(羊や成牛の肉)は避ける
⑧水がベストだが、適度のコーヒーと紅茶、
お酒は構わない。糖分の入った炭酸飲料は飲まない。
⑨健康的な体重をめざす
⑩活動的でない人は日々のエクササイズを行い、
すでにエクササイズをしている人はそのペースを上げるが、
特に痩せている人はやりすぎるのを避ける



長くなったので③へ続く