日本の短弓「楊弓」(女性) | KenさんのBLOGS

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楊弓  残念ながら,矢は持っていません。

現在日本の弓は7尺3寸を標準として,並弓,2寸長い伸弓,4寸長い4寸伸,1寸短い寸詰まりなどの弓が使われています。主に武器として使われ大弓と呼んでます。

日本にも,小弓,半弓,四半弓,鯨半弓,李満弓などの短い弓がありました。

楊弓は始め柳の木で作られ,弓は2尺8寸(85cm)矢は9寸(27cm)から9寸5分、的は3寸(9cm)- 3寸5分(11cm),的までの距離は7間半(14m)で座って引きました。
平安貴族社会で娯楽として行われ,常盤御前なども楊弓に没頭したといわれます。婦人の楽しみとして室内娯楽の1つでした。
江戸時代には民間で行われ,人の多く集まる寺社付近にはたくさんの矢場が設けられ,手軽な娯楽として庶民に広がりました。
次第に娯楽性が増し,賭けが行われたり,矢場には矢取り女と称する色を売る接客婦がおり,しばしば取り締まりの対象となったようです。