任意整理 後に残債務が残った場合、分割で支払っていくことになりますが(目安は36回払い)、もし払えなければ法的整理(個人再生・自己破産)も検討していかなければなりません。

借金の相談に来られた依頼者の方が任意整理 を希望される場合、

今後毎月どれくらいの金額を支払っていけるかを聞くと正確に答えられる人は少ないです。

それもそのはず。

手取りの収入から家賃、生活費、食費、交際費等を引き、いくら手元に残るか、借金がない人でもなかなか把握しづらい部分でもあります。

生活費等に加えて、毎月の借金の返済が多額であれば手取りの収入を上回り、新たにお金を借り、そして返すという自転車操業に陥る人が多いのです。

自転車操業の場合、本人としては●円出せるという認識でも、今後一切カードを使わず、現金のみで生活していくことになると、意外と毎月手元に残る金額は少ないこともよくあります。

そこで、面談時に家計表(簿)に記入して現在の生活の状況を確認してもらっています。

家計表に記入することで、無駄に使っていた費用が分かったり、今後の生活を見直すきっかけにもなります。また毎月の返済が出来る状況ではない場合には法的整理に移行することも考える必要があります。

借金がある場合にも関わらず、お金がたまらず貯金をしたい人も、自分の生活を見直す為にもたまには家計表をつけてもいいでしょう。毎月やる必要もなく、たとえば8万円で生活すれば、5万は貯金出来るとか…それぐらい分かれば十分な気がします。

毎月口座から出金した金額(通帳などで確認)を電卓で出す簡単な作業をしても良いです。

自分では気づかないうちにお金を遣ってしまっているかもしれません。