同じ身長で太っている人とのっぽな人では、
”体積に対する表面積の割合”が異なります。
体積が大きい、つまり太っている人の方が熱を保持する能力が高いのです。
一方、のっぽな人は太っている人よりも体熱が逃げやすいため、身体の熱産生能力が高くなります。
では、赤ちゃんの場合を考えてみましょう。
赤ちゃんはぷにぷにと膨よかですが、そもそもの体積が小さいため、
熱を保持する能力が高くありません。
そこで、活躍するのが「褐色脂肪細胞」
体熱発生エネルギーとしての役割があります。
赤ちゃんはこの褐色脂肪細胞をたくさん持っていますが、
大人になっていくにつれて次第に減っていき、
成人期以降には腋の下と肩甲骨周りにわずかにある程度になります。
私たちがよく「脂肪」というのは「白色脂肪細胞」のことで、皮下脂肪、内臓脂肪などがこれに当たります。
腋の下や肩甲骨周りを刺激すると褐色脂肪細胞の働きが活発になり、
エネルギーを消費し易くしてくれます。
ダイエット向きの褐色脂肪細胞を味方につけて、白色脂肪細胞を撃退しちゃいましょう^^