孫が生まれたと言うと
里帰りしてるでしょ
しばらく面倒みるんでしょ
どれくらい仕事休む?
孫の世話は楽しみだよね
周りから浴びせられる言葉
行く予定はないと答えると
会いたいでしょ?
さみしくないの?
娘さん大変でしょ
母親が面倒みるのは当たり前?
変わってるねという
目で見られるのって何?
娘の出産前は
母親として娘の体を気遣い
孫というより
娘を楽にしてあげたいと
どのようにするのか
娘に聞いてみた
娘ははっきり必要ないと言った
昔のお産はねとか
昔の子育てはこうだったとか
そういう母親の発言は
今の子育てとは違うから
口出ししないでほしいと
産後のケア施設もあるし
大変ならシッターさんを頼む
ダンナも育休取ってるし
必要なものはポチれば
すぐに手にはいるよ
半信半疑だったけれど
実際のところ
私の出番はないらしく
お産の当日だって
来なくていいと言われて
他の面会と重ならないよう
2日後に予約して行った
産科クリニックは新しく
設備も整っていて
何も手伝う隙はない
ゆったり過ごしていたのを
今どきなんだと納得した
いろんな事情がある中で
娘の産後を甲斐甲斐しく
世話をする家庭もある
でも考えてみれば
産後は里帰りした私も
両親と祖母が
入れ代わり立ちかわり
あれとこれと助言するのが
鬱陶しいと思ったのだ
強引に実家に連れてきた父親
それはありがたかったけれど
そんなふうに
しっかり守ってくれる
実家でも親でもない
それをしてあげられない
娘に対する申し訳ない気持ちも
確かにあって
周りから言われる言葉が
悪意はなくてもキツかった
それにしても
今どきの事情は昔とは違い
情報も幅広く選択肢も多い
職場では最近の出産に
縁がある人がいないのかも
親しい友人は言った
産後の世話なんて
今どき親はいらないみたい
それがトレンドなんだから
まったく気にしなくていいと
彼女は孫の世話や
里帰りした娘夫婦も一緒に
まとめて面倒みている
スーパーお母さんなのだ
だから私の事情は
むしろ羨ましいという
母親の私が遠方で
仕事もしているから
頼らないのだし
自分でしっかり考えて
夫婦で協力してやるのだから
それが1番だよと
この出産というイベントを
夫婦で協力して子育てをする
こんな大切なチャンスは
将来を見据えれば良いことだ
それは私が1番よく知っている
私は私の仕事を
いつも通りにがんばる
孫の成長を楽しみにしながら