【所在地】 大阪府藤井寺市藤井寺1丁目16-21

【宗 派】 真言宗御室派

【御本尊】 十一面千手千眼観音菩薩(国宝)

【電 話】 072-938-0005 ←西国33所5番

【H P】    https://www.fujiidera-temple.or.jp/

 

 葛井寺は西国33所の5番札所であり、以前記事にしています。当寺では旧印を使用した御朱印も授与いただけるとの事でいただいてきました。

 

 

 何が違うかと言いますと押されている3つの印は全て別のもので中央に書かれている文字も西国では大悲殿、この御朱印では蓮華王と書かれています。

 当寺の御本尊である乾漆千手観音坐像(十一面千手千眼観世音菩薩像)は昭和13年(1938年)に国宝として指定されており、神亀2年(725年)、聖武天皇が42歳のときに自身の厄除けを祈願して稽文會と稽主勲に造らせ、行基によって開眼法要が営まれたと伝えられています。日本最古の千手観音像にして大阪府唯一の天平仏で、文字通り千本の手を持つ数少ない「真数(しんすう)千手」で胸前で合掌する2本の手を含めると合計1041本の大小の脇手が円形に展開しており、千本以上の手を持つ千手観音像は本像しか確認されておらず天平彫刻の最高傑作のひとつとされています。

 蓮華王とは、まさに「1000の手を持つ者」であり、万能の救済力を表す千本の手と、その手のひらに一個づつ付いている眼は、「一切を見通す」観音様の働きそのもので、その姿は慈悲の姿の最たるものとして、『蓮華王』とも呼ばれているそうです。