台詞の書き方 | くろいぬケンネルぶろぐ
安保です。
他の大抵の人がそうであるように僕も、
先生と呼ばれる人に直接台本の書き方を懇切丁寧に教わったことはない。
だから、くろいぬパレードに入団してからの池谷さんの言葉とか
稽古場での先輩方の芝居とかを思い出しながら、もちろん今まで
出演した本公演の台本を参照しながら本を書いたり演出したりする。

それだけでは全然足りないので、他の人達からも影響を受ける。

TOKYO HEADLINEのインタビュー
(http://www.tokyoheadline.com/vol636/interview.16500.php)
で宮藤さんが岩松さんの印象を語っているのは、
「アニー」でウッディアレンが、頭の中の言葉を字幕で出して、
実際に喋るセリフは全然違う事を言っているシーンと重なるし、
こないだの怪奇恋愛作戦の初回のフランケンシュタインの回でも、
廻博士の屋敷での麻生さんの芝居でそういうシーンがあった。
実際の台詞と考えている事は違うってのは、
五反田団の前田さんがワークショップ(もう4年ぐらい前?)でも同じような事を言ってた。

僕の少ない知識でも、もう何人か同じようなことを言ってた記憶がある。

つまり、
大事な事はそんなに多くはなくて、
皆それぞれのやり方でその大事な事に気付いている。

って事だと思うようにしています。
そう思えば、いつか僕にもそれに気づける日が来る気がするんで。

僕はまだその先立の受け売りでやっているが
いつの日か、オリジナルな言葉が喋る日が来るのを信じてこつこつ頑張ります。