香港に転職、就職じゃ!!と思っている皆様へご報告です。

 

交友関係から人材紹介系の企業に務める方々から求人市場についての

話しを色々と聞ける機会があり、

 

今の香港の求人状況について記述していきたいと思います。

 

まず、

相対的に5年前に比べて「日本人向けの求人は減っている」という事です。

 

1つ目の理由は、

香港オフィスに日本人を配属する必要性が減っている事が原因です。

 

例えばものづくりの会社だと、

生産拠点は大体中国なので生産管理系の管理職を中国オフィス、工場に配属し、

マネジメントや経営戦略は日本本社から指示すれば事足りるケースが

ほとんどなので、香港オフィスには「日本語が流暢な香港人

本社の管理職レベルの人材を派遣」すれば業務にそこまで支障はなく

人件費も抑えられるのでこの流れが年々強くなっている様です。

 

香港にいる多くの駐在員の方もほとんど「日本の本社から」来ている人間なので

現地採用のケースは減ってきている印象が強いと複数の声を聞きました。

このような香港オフィスをスリム化する動きが強いのも一因の様です。

 

もう一つの理由は就労ビザの通過率です。

これは現場の人が実際に感じている空気の話なので、

中々ニュース等にはならない事なのですが、

 

厳密には法令や規定が変わってはいる訳ではないが

5年前と比べると就労ビザが通りにくくなっていると肌で感じているそうです。

・就労経験5年

・英語、中国語スキル

といった基本条件をクリアしてても新規のビザが下りないケースもあるとのこと。

年々強まるトランプ氏の様な「反グローバリズム」の風潮か、という様な憶測も

漂う程の空気だそうです。

中国本国も「ランク付け」をビザにし始め、必要以上の外来労働者を削る動きを

しているのでそれなりに信用出来る一因と言えると聞いてて思いました。

 

以上の状況から、

今は海外勤務経験や言語に長けていても日本人にとって

香港での就職は難しくなっているという状況な様です。

 

以上はあくまでも日系企業の状況です。

 

外資系企業はまた状況が異なるかも知れませんのでご了承下さい。

外資系企業については自分も筋の通った話を聞いていないので

なんとも言えません。