学生時代に師事した哲学史の教授はギリシャ語は当然として(と言うのもソクラテス・プラトン・アリストテレスその他多くのギリシャ哲学の原語はギリシャ語だから)、英露伊仏独西も当たり前に読み書きする。哲学学生の宴会芸では『Ἀπολογία Σωκράτους(ソクラテスの弁明)』をギリシャ語で語るというものがある。ミュージカル『Godspell』の最初の曲『Tower of Babble』はそのソクラテスの言葉から始まる。
宴会芸でやられると悔しいから自分でも覚えてしまうのだが、同様に某理系では『Der Kongreß tanzt(會議は踊る)』(独 1931 映画)の『Das gibt's nur einmal(唯一度の)』を原語で歌うという宴会芸もあったようだ。歌詞を知りたいと言う友人に手書きの歌詞ノートを貸したことがあった。
長回し映像凄いよね。
フランス語の宴会芸もある。NHK朝ドラでも宴会芸でやっていたが『À Nous la Liberté(自由を我等に)』(仏 1931 映画)。当時のミュージカル映画は現在と気合いが違ってる。
本論に入る前にフランス語、イタリア語に続いて米ミュージカルに於けるスペイン語についても書こうとしたが、『In the Heights』『West Side Story』は言及するに問題無いとしても、アルゼンチン物に言及すると「それはスペイン語じゃない。Castellano(カステジャーノ)だ」とか言われてしまったので見送った。最近になってスペイン語歌詞が増えている。スペイン語は米に於ける一般語になりつつあるのではないか?
私はイタリア語歌詞のミュージカル曲は1曲しか知らない(イタリア原産を除く)。『Cats』でガスがグロールタイガーに扮して歌う『In una tepida notte』である。
Original Broadway Cast盤、Original Deutsche Cast Live盤、Version Française Intégrale盤で聴くことが出来る。ロンドンは曲の差し替え、四季版は日本語。
In una tepida notte d'estate
Allorche la natura era nel pieno fulgore
E la resca rugiada splendeve al chiar de luna
Sopra la verzura si poteva vedere
Il galeone ancorato
Oscillare in silenzio nel vento profumato
Dalla marea del naviglio serenemente cullato
In quella tepida notte che c'e dunque di male
Se intanta poesia il pirata divento sentimentale?
Oscillare in silenzio nel vento profumato
Dalla marea del naviglio serenamente cullato
In quella tepida notte
In quella tepida notte
In quella tepida notte