夢の中で、何故か北海道の知人(女)のところに遊びに行ってる。
会ったことあるのに、何故か途中から大学の頃に仲よかった別の友達になってる。
夢の中で彼女は結婚していて、妊娠してる。
旦那さんの都合で近々海外に移住することが決まっていて、私は寂しく思う。
でも夫婦仲はとても良さそうで、その時旦那さんは不在だったけど、途中掛かってきた電話ではにこにこ話していた。
お腹は少し大きくなってきたくらいで、幸せそうだなぁと眺めていたんだけれど、その彼女の太ももの後ろが真っ赤に染まっている。
よく見ると、腰から下の後ろ側だけ真っ赤。
最初はそういうデザインの服なのかなと思ったんだけど、上下で全く違う素材の服だし、そんな筈ない。
私は怖くなって、「それ、どうしたの? 大丈夫?」と聞く。
彼女は「えー?」みたいな感じににこにこ笑ってるんだけど、その後に一度隣の部屋に行って、戻ってきたら「流産しちゃった」なんて言う。
にこにこ笑いながら。
そんな悠長なこと言ってる場合じゃない内容だし、冗談なのかな、なんて思ってしまってぽかんとしたまま成す術を失う。
すると、彼女が私の傍に転がっていた2本の腕時計を指差して、「どうしてそれをあなたが持っているの?」と言う。
1つは、茜色が片隅に微かに射した綺麗な星空の盤面。もう1つは、シンプルな黒。
奇妙なことに、どちらも盤だけ。長針も短針も無い。それが、私の手元に2つ転がってる。
オモチャなのかな? と思う。
私はそれを所有した覚えはないし、たまたまそこにあっただけだと言う。
でも彼女は私がそれを彼女から盗ったと疑って、本当だったら長針も短針もある普通の腕時計だったと言う。
それまでにこにこしてたのに、「返して」と詰め寄ってくる顔は鬼のように怖くて、究極に困ったところで目が覚めた。
下半身が赤く染まった姿を見た時に、言葉には出さなかったけど「姑獲鳥みたいだ」ってちょっと思った。
今思い出したんだけど、その後に隣の部屋に行って戻ってきたら、服が限りなく黒に近い濃紺のワンピースに変わっていたように思う。