子供の頃に住んでいた家に今の私がいる夢の話 | CROW8 ~黒鳥8のブログ~

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怖い話をしたり朗読したり呑気に生きたりしてる。

何てことのない夢の話。自分用。

めちゃめちゃ鮮明な夢を見た。
まず、夢の中で「目が覚めた」という感覚があった。ボーッと体の慣れでトイレに行ったら、洋式じゃなくて和式だった。跨いでから、あれっと思った。
(これ、子供の頃だったらオネショしてるパターンだね今考えるとw)

夢の中で頭がクリアになってきて周りを確認すると、小~中学生の頃に住んでた家のトイレだった。
私は母の部屋で目を覚まして、トイレに移動していたらしい。
「えっ、なんで?」って思いながらトイレを出て、台所から兄の部屋から自分の部屋から見て回ったら、家財も、兄の部屋の布団の乱れ方も、その上に適当に脱ぎ散らかされてるパジャマなんかも、全部自然なそのままだったりして。
本当にはっきりと意識は「2015年の今を生きてる私」のものなのに、私を取り囲む世界だけが小~中学生の頃に戻った感じだった。
目が覚めた今なら「所謂タイムスリップの状態だった」って思えるんだけど、夢の中ではただただ不思議で、そんなこと考えてる余裕は無かった。
というより、どこかで「夢なのかも……?」と思い始めていたのかも。それにしてはあまりにも何もかもがリアル過ぎて、私は驚きながらも、「あぁーこのままでいいわー」とかずっと思ってた。自分の部屋の懐かしい小物達を眺めながら。
私の中で、その世界が、家族と暮らしてた一番好きな頃だったからかも。
でも夢の中でもふと冷静になって、バイト行かなきゃとか思い始めた。何故か「バイト」って思ってたから、その時点で精神的に大学生くらいの設定になったのかもしれない。
名残惜しく思いながら、最後に仏壇に線香でもあげていこうと思ったら、香台にはどう考えてもつい30分くらい前に上げられた線香が煙を立てていた。
誰があげたんだろう。お母さんかな? と思いながら新しい線香立てようとしたんだけど、なかなか火がつかなくて困った。
蝋燭が燃え尽きてて、マッチもライターも無かったから、立ってる線香に線香の先を近づけて息を吹きかけたりしたなぁ。
それから家を出たんだけど、家の周辺の風景も昔からちょっとだけ変わったくらいで(実際はだいぶ変わってる)、バス停辺りまでタクシー来ないか気にしながら歩いた。
その辺りで目が覚めた。

決して広くも新しくもない、言ってしまえば狭くて古めかしい家だったんだけど、目が覚めてからしばらくは、またあそこに住みたいなぁなんて思っていた。
財力があれば、同じ間取りで、ちょっとずつ部屋を広くして家を建てたいな、なんて思ったくらい。
私、相当にあの家が好きだったんだなぁ。
当時飼ってた猫が出てきてくれたら最高だったんだけど。