骨髄バンクに登録した時に、一応夫には軽く説明した。「今度の献血の時に骨髄バンク登録してこようと思ってる、ドナーになるかどうかは全然分かんないけど、なれたらなるつもりしてるから」って伝えた。












夫は「そうなんだー、分かったー」みたいな感じ。ただ、うちの夫はけっこう心配性だから、あんまり詳しい事は言ってないし、私も『腰の辺りから採取するんだよな』位の認識でしかなくて、まぁ、ドナーになる時に調べりゃええかと思ってた。














ドナー登録した時にもらってきた冊子も軽くしか目を通してなかった。サクッと読んで、その冊子もどこに置いたか分かんない。














いざ、適合通知が来て、私はやれるんだったらやるよって思ってるけど、家族の同意も必要って事が問診票の段階でも書かれてて。『なるほどね、じゃあ、夫に頼まなきゃ』って事で。そんな時に届いた、オレンジ色の封筒。中にはwebで回答した問診票と同じものが入ってた。私はwebで回答済みだから、返送するものはなかったんだけど。













その中に入ってた、ドナーのためのハンドブックが分かりやすくて良かった。一応、リスクの説明として色んな事例が書いてあった。まぁ、全身麻酔して、健康な体に針刺すんだもんね。リスクあるよね、そりゃ。














私が説明するより分かりやすいから、夫にはそれ読んでもらう事にした。私は選ばれたらやるつもりしてるし、彼は多分私の意見を尊重してくれると思う。だけど、自分に後遺症が残った時に一番迷惑掛けるであろうと思うのは彼なので。そういう意味では理解しといてもらわないといけない。ドナーには保険が掛けられてるから、何かあってもお金は出してもらえるし、治療費は掛からないと思うから、そこは大丈夫だろうけどね。













正直、私は後遺症が残ってもしゃーないかなと思ってる。もう年齢も年齢だし、普通に生きてたって、若いときより疲れやすいし、回復しにくいし、毎日ダルいし、毎日働きたくないww今日は朝から元気だぜ!みたいな事は年間通したって数日しかない。生理前も生理中も体調悪いし、生理終わって数日だけなのよね。体調いいな、みたいな日は。













加齢による体調不良なのか、後遺症による体調不良なのかなんて、もはや判断付かない。年齢も年齢だし、まぁ、しゃーないよなみたいな諦めも付いてる。













ただ、死にたくはないなと思う。それだけ。死ななきゃいいやとは思ってる。私は自分の命を犠牲にしてまで誰かを助けたいとは思ってない。私はそんなに崇高じゃないからね。そんな気持ちでも良ければやりたいと思ってる。まぁ、採取する医者だって、健康なドナーに死んで欲しいなんて思ってないだろうから、いざって時は本気で助けてくれるって信じてる。