いまや現代人にとって欠かせない
牛肉!
一般庶民の間で、牛肉を食べるということが
習慣になったのは、実はそんなに大昔の話でもないのです。
それまでは“肉”といえば、豚や鶏を指していました。
決して食べられていなかったというわけではないですが
現代のように便利な文明がなかった時代、
人の何倍もの力をもつ牛は労働力として貴重な存在で
食べられるのは老いた牛や、怪我をした牛などの
働けなくなった牛で
飢餓など、切迫した際に限り、元気な牛も食べられていたそうです。
その一方、
充分な人材を求めることのできた富裕層の方たちは家畜として牛を育て、
牡牛を去勢し、肉質を柔らかくして食べるということも頻繁に行われていたそうです。
一般庶民が牛肉を食べられるようになったのは
文明が発達した産業革命の辺りなんだとか。
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