給食費不払い問題について、多少補足をします。言い訳じゃありませんよ。
僕の読解力不足から、非常に判りやすく勉強になるエントリーが生まれたと思います。こういうのを怪我の功名っていうのでしょうか。
さておき、僕自身も、今の世相の乱れは、社会システムに起因しているのかな、とは感じてはいます。構造問題というやつでしょうか。
与党野党問わず、どの組織にもえげつない紐がついてるのが見える現状、国民はどう投票行動をしていけばいいのか?
そのときに必要なのが100年後のビジョンなんだと思います。まぁ、50年後でもいいですけど。
自分たちの子供、孫、ひ孫──次世代、次次世代がどういう日本で暮らしているのか、そこを思い描いて決断していくことが不可欠なんだと思います。
今の日本のリーダーは、現世利益のために動いているようにしか見えません。自分が生きている間だけもてばいいや、と問題解決は後回し、というか次世代への宿題にして、自分たちはいかに効率よく懐を潤わせるかについて頭をめぐらしているように見えます。
急速に目の前に迫る暗黒の時代に、僕らは対抗しなければなりません。
そのためには何ができるのか?
確かに一人一人のできることは限られています。
だからこそ、身近な問題からでも、何かについて議論していくことは重要だと思います。僕の少ない経験で語るのはおこがましいかもしれませんが、日本人は異論をのべたり、反論することが苦手なんだと思う機会が多くありました。異論や反論というのは、別に相手を叩き潰すためにやるわけではありません。自分の知識を広げ、理解を深め、お互いの齟齬を確認し、新しく、よりよい考えに昇華していくために行うのだと思います。
ですから、異論や反論の出ない議論なんてのはやるだけ時間の無駄だと思っています。
給食費の問題は、タゲそらしのためかもしれませんが、それを材料に一人一人が何かを考えていく、行動していくきっかけになるなら、利用しない手はないのではないかな、と僕は思ってます。
何かがおかしい、そのことにすら気付かなければ、それこそ黒幕の思う壺なんではないでしょうか。