メーター料金を止めろ!と脅しをかけてきた客は警察官でした!② | アオバのブログ

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日々感じた様々なことを書いています。

「メーター料金を止めろ!」

と大声で喚き散らした警察官の、ナント上司が菓子折りを持って我が家に謝罪に来ました。

「申し訳ありませんでした」とひたすら謝る上司であるH警部補。

いやいや、Hさんが悪いわけではありません。
あの先輩面した酔っ払いの警察官が悪いんですから。

あの警察官はどうしているんですか?と聞いたところ…

「A警察署に小部屋があるのですが、そこで謹慎しております」

(小部屋?…反省部屋…タコ部屋みたいな部屋かな?)

「彼は前日まで殺人事件を扱っておりまして、一件落着してホッとしたのか大分酒が入ってしまったようで…」

(フムフム、一応言い訳を聞きましょう)

「2日間寝ずの捜査のあとのアルコールで自分を見失ってしまう失態をしてしまいました。
本当に申し訳ありませんでした」

(あまり警察の階級には詳しくない。警部補といえば、次は警部かな?あっ!昔NHKで「警部マクロード」ってやってたな)などとくだらないことが頭をよぎる私。

警部になる人がこんなに謝っているのです。
言葉遣いもとても丁寧で真摯な姿勢が感じられます。

でもね、私…警察を信じられないところがあるんです。と1ヶ月前の乗り逃げ事件の話をしました。
せっかく犯人を連れて行ったのにT警察署の方、取り逃がしたんですよ!

H警部補はそれはお怒りごもっともです!とずっと聞いてくれました。

そのあとも、うちのタクシーはこいつにすごい被害にあってるし…。
と私がここまで話していたら、突然H警部補が「その乗り逃げ犯の名前はSと言いませんか?」

はい、Sです。何でご存知なんですか?
(まさか、ここでSの名前が出るとは思ってもいない私…)

「いや、実はあのSを逮捕したのは私なんですが、まさかアオバさんがあいつの被害に遭われていたとは…」

えぇ!Hさんが逮捕してくれたんですか!あいつホントムカつく奴で!

「貴社のドライバーさんが通報されて、駆けつけたのが私でした。あいつはホント知能犯ですよ。準禁治産者とかですぐに留置所から釈放されましたが、おかしな話です…」

ここでH警部補と私の距離が一気に縮まり(笑)

そのあと、知能犯対策、捜査などに話が飛んでしまい、ちょっとここでは書けない内容へと盛り上がってしまいましたぁ爆笑

玄関を開けて部屋に通すまでは重苦しい雰囲気だったのが一気に溶けた感じウインク

敵だったベジータが味方になってくれた感じ。

今後、何かあったら私に連絡ください。すぐに駆けつけますから。と言っていただきましたが、呼び出すようなことがあっては大変ですよ。

H警部補は深々とお辞儀をして帰って行きました。
あっ、踏み倒されたメーター料金はH警部補が支払ってくれました。

あぁ、一件落着〜爆笑



と思ったら、この1ヶ月後にH警部補に連絡をとらなくてはいけないような最悪の客と遭遇してしまい…ガーン
まるで事件に巻き込まれてばかりいるコナン君みたいです笑い泣き

その話はまた書きますねぇ。



* 長い文章を最後までお読みいただき、ありがとうございました。