「福山雅治がパーソナリティをつとめているラジオ番組の中で、自分が被爆二世であると告白した」
こんな記事が確か3年前だったか、新聞に掲載されました。
私はこれを見た時、違う意味で驚いたのです。
「えぇ?こんなことみんな知ってるじゃん!何を今さら…」
福山雅治さんがこのことを語ったのは、毎週日曜日に TOKYO FM でやっている番組です。
確かもう15年以上続いていて、福山ファンである私はほとんど毎週聴いています。
この時も、「世界的に紛争って絶えない…」といった話を自らが作詞作曲した「群青」という曲をバックに語っていました。
「父親はもろに被爆しました。母親も厳密にいうと被爆してることになる…」
でもこの話は(8月9日が近づくと)
折に触れ、福山さんはラジオの中で語っていました。
だから、何を今さら…と思ってしまったのです。
…でも、福山ファン以外は知らなかったよ…という意見があるかもしれません。
だけど、福山さんは以前からこのことは語っていたのです。
まるであの新聞記事は、はじめて打ち明けたみたいな内容になっていました。
福山さんもこの記事には驚いたらしく、次の番組内で
「俺さぁ、以前から話してたよねぇ。なんかはじめて話したみたいなことになってない?(笑)」
と相方と笑ってました。
私はその時、何とはなしにこの話を聴いていたのですが、ある疑問がふつふつと湧き上がってきました。
被爆二世ってなんですか?
被爆二世ってそんなに記事になる問題なんですか?
「二世」なんて敢えて付ける必要があるんですか?
被爆した人が生んだ子は、みんな二世って言われるんですか?
その人が子供を生むと、生まれた子は三世、四世って永遠に言われるんですか?
普通に生まれてきただけなのに…
元気に遊び回って、健康で働いているのに…
被爆二世、被爆三世…
もうこんな言い方するのやめようよ。
原発事故で被爆した人もいるのです。
海に放射能垂れ流してるし…
このままでいったら、私たちの未来はみんな二世、三世になっちゃうよ ;_;