昨日、8月6日。
いつものように「あまちゃん」を見ようとNHKをつけた途端、違う映像が目に飛び込んできた。
そうだった !
今日は広島に原爆が投下された日だった!
忘れていた…
正直、忘れていた…
平和の誓いを読み上げる子供たちを見て、チクリと何かが心に刺さった気がした。
おばあちゃんは、自分の記憶が将来なくなることをまるで予知していたかのように、戦争の体験を私に話して聞かせてくれた。
家を焼かれ、ひもじい思いをしながら生き延びてきた戦争の体験談…
私はこの大事な話を聞いただけで止めていはしないか。
息子に話して聞かせたか?
否!である。
こんな自分が残念でならない。
その夜、FMラジオのコメンテーターが、あるツイッターに書き込まれたつぶやきを取り上げた。
「あまちゃんを見ようとテレビをつけたら、広島の原爆のことをやっていた。こんなの録画でやればいいのに!あまちゃんが見たい!」
という、つぶやきだ。
コメンテーターは次のように語った。
「録画では意味がない!あの場で黙祷をするんですよ。黙祷は録画では出来ない!」
私は、心に何かが刺さった気がした。
私もあまちゃんを見ようとしていた。
広島に原爆が投下された日を忘れて…
日本人なのに…
私はそんな自分が残念です。
これから、おばあちゃんがしてくれた話を少しづつでも息子に話そう。
少しづつでも語り継いでいこう。
すべてを忘れてしまったおばあちゃんに代わって…。