お世話になります
去年の12月の中旬頃でした
「近所で柿切ったから見てくれるかい？黒入っているみたいよ」
という打診がありました
12月30日に当店のボスが見に行きました
帰ってきて「値段言ってきたから」と一言
値段言ったからにはそこそこのものだろうと推察
それが昨日夕方入荷しました
なかなか貫禄のある風体です
「黒柿の原木は市場以外ではもう見ることはなかろう」
と思っていましたが思わぬ近所から出てきましたね
早速、元の黒の入りを確認
もう少し丸く黒が入ってほしかったですが
贅沢はいえませんね
どうやら庭木ではないので穴の心配はなさそうです
庭木ですとどうしても根っこを踏まれますので
木の中が空洞になりやすいですね
立木での購入の際はこの辺に注意が必要です
今回はすでに伐採された後だったので判断が楽だったと思います
上の方にまで黒が入っています
これは黒柿の原木を買う上でとても重要です
上に達してないと中は真っ白の可能性があります
リスクが上がり購入は断念でした
この上部の穴も深さ10センチぐらいで合格点です
全体の長さも3ｍありますので
床柱が取れそうです
まあ４・５年先の話ですがね（笑）
のんきな商売です
皮肌はボコボコで苔が生え
「２００年以上は立っているだろう」とボスは言っていました
このままでは乾きが遅いので
大きくなんとなく角に製材し、シートをかけて保存します
時々、水をかけてやることも忘れないようにします
今宵はここまでです
ありがとうございました
㈲川越銘木センター
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