今日は、全国学力学習定着度調査が行われます。
小学校6年生と中学校3年生の児童生徒が対象で15年ほど前から実施されているものです。

私事ですが、総務(教務主任)を2年間担当していた時、校内の学力向上担当も兼務していました。
(近々の小学校教員として一番充実していたころかな!?)
今だから言える範囲でブログに書けますが、試験当日を向かえるまでに、一人ひとりの試験番号を割り振ったり、その番号を個人カードのようなものに転記したり、文部科学省から届いた実施要項を読んだり、試験問題・解答用紙・転送用封筒などに枚数等の不備がないか複数の目で確認したり、かなり神経をつかってミスのないようにチェックします。
(同時に担任の先生は教室の机の並べ替えをしたり、試験に関わるような掲示物を外します)

当日、総務は、児童生徒がテストを受けている間は、各クラスの試験問題と解答用紙の運搬をメインにひっきりなしに動き回ります。試験問題と解答用紙は、個人番号が書かれているかチェックして番号順に並べ替え、解答用紙は全員分の個人番号が書かれているか素早くチェックし、不備や転記ミスがあれば(問題用紙に書いてしまっているなど)、場合によっては該当児童の試験問題と解答用紙を戻して、教師の目の前で転記させる場合もあります。

全ての教科の受験が終わると、すぐに委員会に実施人数を報告します。(当日の昼過ぎ〆切だったと思います)
(これを怠ると管理職の先生に迷惑がかかるので逐一、情報交換をしていました)

放課後、担任の先生に再度問題用紙と解答用紙に個人番号が書かれているかチェックしてもらい、担任の先生の目の前で業者に送る返信用封筒に解答用紙を梱包し終了です。翌日、回収しにきてくれます。おそらく書いた内容以上の確認事項があったような気がしますが覚えているのはこんな感じです。

子どもたちの中には、中学受験対策で(模擬試験のような気持ちで)受ける子もいるので、本当に責任重大です!

18日(木)の小学校と中学校は、緊張感に包まれた1日になることでしょう。
全ての学校が大きなミスもなく、無事に全国学力学習定着度調査が終わりますように。
(現場の先生方は本当に神経をすり減らして「年度当初の忙しい時期に」準備されていますから…)

 

全国学力学習定着度調査にかける時間を、普段の授業の準備時間に回せたらいいのになっと思います。。。