誤報に振り回されない様に | 黒船(ロバート&インゴ)オフィシャルブログ「黒船航海日誌」Powered by Ameba

誤報に振り回されない様に



地震から今日で一週間


最初はどこも比較的信憑性のある情報を流してくれていたのですが


ここ数日の間、謝って又は意図的に、推測をもとに或いは何の根拠もなく


新しい情報と共に新たな誤報が伝わってきます。





今では誤報は殆どが原発がらみ。


『日本は半径20キロは避難なのにアメリカは半径80キロ、日本政府は国民から何か事実を隠しているのでは?』って言うのを聞きましたが、これは同じ国際基準をもとに定められた距離です。距離の誤差は各々の国の国土の広さの違いが原因でアメリカは原発の災害がアメリカでおこった場合の距離をそのまま適用。カナダ政府からの通達では『福島の原発から80キロ以上離れることをすすめるが、日本政府が定めた範囲内には決して入らない様に』と書かれています。この事故がカナダで起こった場合、半径80キロに避難勧告は出るであろうが、この通達で日本の定めた20キロ・30キロは妥当であることを示している。


『アメリカ大使館員は日本から引き上げた』とも聞きましたが、これは真っ赤な嘘。現に大使館員の知り合いがまだ東京にいます。米国大使の家族は帰国許可をもらったと聞いていますが、これは『日本が怖くて逃げる』と言うよりも『本国の家族が心配しているから』だと思います。


他にも国民に帰国を呼び掛ける国もありますが、私が思うには、これは状況をはっきり把握していない国の過剰反応です。カナダ政府の通達によると『東京・千葉・宮城・茨城・岩手・青森・福島への不要な渡航は避けるように、日本政府による通達・勧告には速やかに応じること、念のため原発から半径80キロ以内に住んでいる人は避難することをすすめる』。更に、『日本政府が定めた危険区域に立ち入らない限り、放射能による害はありません』と書かれています。





みなさん、入ってくる情報を全て鵜呑みにしないよう気を付けてください。





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