世界最大の「歯鯨」
1千2百万年前、海に生息していた
巨大な鯨の頭蓋骨の化石がペルーで
発見された。
大きさは13メートルから18メートルで
現存するマッコウクジラと変わりないが、
大きく異なるところは歯の大きさ。
平均的なマッコウクジラの歯は大きい
もので16cmを超える程度だが(異例で
19世紀に捕獲された27メートルの巨体を持つ
マッコウクジラには28cmの歯が生えていたらしい)、
今回発掘された「Leviathan melvillei」
(レビアサン・メルビレイ)の歯は36cmもある![]()
通常サイズのマッコウクジラと同じ大きさの
体なのに、歯の大きさは倍以上![]()
この鯨の歯と体系から考えると、他の鯨を
食していたのではないかと思われる。
「Leviathan mellvillei」という学名は
「Moby Dick」(白鯨)の著者Herman Melville
(ハーマン・メルビル)の名前が元となっている。

