幼少期から貨物列車が好きで、地元の八王子駅に行ってはEF64の重連による石油輸送列車を見せて貰っていました。

時代は変わっても趣向は変わらず、今でも貨物列車大好き人間の私ですが、電気機関車ばかりを目で追っていたので貨車のことはほとんど知りません。



鉄道模型でも地元の貨物列車を再現するためにタキ1000をたくさん買い込んだものの「どれも同じだろうし適当に繋いどこ〜」と思っていました。


しかし編成を調べれば調べるほどタキ1000の形態差が明らかになり…それが沼への入り口でした。


では皆さんも一緒にお勉強していきましょう。

(ほぼ独学なので足りないところ、間違っているところがあれば教えてください…)





◎タキ1000の形態差

※話すにあたっての前提

タキ1000の形態差について、私は「前期型」「中期型」「後期型」の3つの区分で大まかに分けて考えます。


●目立つ差異について

①台車

タキ1000の形態差について目立つ所と言えばまずは台車の違いでしょう。


主に2種類の台車が使われており…

・FT21改

・FT21A

に分けられます。


まずはFT21改

丸いモールドの補強板が目立ちます


FT21「改」と言うのですから改造が施されてるわけで、どうやら98年ごろに台車に補強板が追設されたようです。

そして補強板を必要としない改良型のFT21Aが登場したのでした。



ちなみに…

試作車であるタキ1000-1にはFT21X

同じく試作車タキ1000-2にはFT22X

というカッコいい名前の台車が使われています。


基本的には

前期型→FT21改

中期型以降→FT21A

という認識で良いですが、移行期にはこれに当てはまらない車両がいくつか存在します。それはまた後で



②ジャッキアップ用受け台

これも目立つので有名な形態差ですね。

形状で前期型か中期型以降かを判別できます。


↑前期型ボディの受け台

↓中期型以降の受け台



③エアータンク類の集約化

前期型と中期型以降では差が目立ちます。

中期型以降の方が機器類が集約されてスッキリしています。



上が前期型、下が中期型です。

床下機器の違いが見比べてみるとよく分かると思います。

まあ、この床下機器類にはこの先さらに細かい形態差があるのですがそれは後で…



以上3つのポイントを押さえれば、この先の細かい形態差についても理解が深まりやすいと思います。




◎各車ごとの細かい形態差

●試作車

・タキ1000-1

ブレーキ周りやエアータンク周りの形状が量産車とは大きく異なります。台車はFT21Xを履いており、試作者特有の三角コロ軸が特徴です。

※近所を走ってるはずなのになかなか会えなくて画像無し


・タキ1000-2

ブレーキ周りやエアータンク周りの形状が量産車に近づいてきました。台車はFT22X。こちらも三角コロ軸です。

※東北を走ってるらしいのでよほどのことがないと会えないので画像無し


●前期型

・タキ1000-3〜102

・タキ1000-103〜377

試作車を経ての量産車です。

前期型なのでFT21改を履き、受け台やエアタンクはもちろん前期型の形をしています。

この前期型グループ内にも違いがあるので見ていきましょう



ほぼサイゼリヤの間違い探し。どこが違うか分かりますか?


↑ここの…


↑このパーツは前期型の前半グループにしかありません


他にも違いがあります

タンク上部の2つの弁?の高さが同じなのが前半グループ

左右の高さが異っているものが後半グループです(以降この形状となります。

ちなみに量産車は三角コロ軸から丸形コロ軸になりました。


KATOのHOゲージは前期型後半グループをプロトタイプにしていますね(何故か三角コロ軸でエラーだけど



●前期型→中期型移行期

◯タキ1000-378〜392

ボディは前期型ですが、台車はFT21Aを履いています。

※画像無し


◯タキ1000-393、395〜402

ボディは中期型ですが、台車はFT21改を履いています。


どうしてこのような事になったのでしょうか…。
バリエーションが増えて面白いんですけどね。


●中期型
バリエーションが豊富な中期型です。

◯中期型タイプ1
・タキ1000-394、403〜432(日車製)
433〜442、493〜532、563〜577、603〜612、633〜642、681〜692、723〜752、783〜802、838〜852(川重製)


◯中期型タイプ2
タキ1000-443〜492、533〜562(日車製)




タンク体とブレーキ?の間を支えるステーに穴がなくなりました

◯中期型タイプ3
タキ1000-578〜602、613〜632、643〜680、693〜722、753〜782、803〜837




タイプ2とほとんど変化はありませんが…


↑がタイプ2

↓がタイプ3

真ん中のアングル材の向きが変わりました(細かすぎ)


日車製のタキ1000には3パターンありますが、川重製のタキ1000には1パターンしかない。ということらしいです(これ以上サイゼリヤ間違い探しレベル100みたいなことをやる気力はない)


●後期型

タキ1000-853〜1008(現時点)




タンク体溶接ラインの位置が変わってだいぶ下に下がりました。

(緑と灰の塗り分けラインあたりを見ると分かりやすいよ)

TOMIXのHOゲージはこれをプロトタイプにしています。



これで形態差は(多分)全て紹介しました。

これらを模型で再現すれば楽しいこと間違いなし!

けどこんな細かいところ誰も見てないし興味ない!


もっと分かりやすくバリエーションを増やしたいよ〜〜〜!!!


なら汚すしかないですね


それもただの汚れではない

「レア色褪せ」の車両を紹介するぞ!


ここ最近タキ1000最終グループに見られる派手な褪色。

これは日車で製造され、まもなく初めての全検を受けるという時期にのみ見られるものらしい。

川崎で全検を受け塗装された車両は色褪せてもここまでは白くならないため、もうすぐ見納めである。

台車にも黄錆が浮き、肉眼で見るとかなり汚いぞ。



川崎車両所で検査を受けたものの、タンク体の再塗装がされずに表記類周辺だけ綺麗にされた簡易塗装バージョンの車両。

どうやら最近突如として現れたとかなんとか…ここ最近の情勢とかもあるのでしょうか?

もしかしたら今後増えるかもしれませんね


貨車なんて汚してナンボだと思っているので、模型で再現する時は躊躇なくやってやりたい所存です。

でも全身ピカピカのが何両かいるのもリアルで良いよね。



オイルターミナルのタキはそのあたりが顕著でとても好きです。


タキ1000なんてなんぼあっても困らないので、たくさん欲しいなって思いました。お金があれば。

模型について話したいこともたくさんあるのですがそれはまた今度にしましょう


それではみなさん、よきタキライフを

タキライフってなんだよ


おしまい