おはようございます どんぐりです。


がんになってから読んだ本

今回は

「余命半年」です。

前回の

「どうせ死ぬなら「がん」がいい」

に次ぐショッキングな題名。

著者 大津秀一さんは緩和医療の先生。




先生が実際に診てきた患者さんの話を元に

さまざまなケースから

医療との関わり方や

病に対する心構えを教えてくれます。


読みながら思ったのですが、

緩和医療医と、外科医って仲悪いの?

何だか緩和医療医が下に見られてます的な

発言を この本以外でも

チラホラ耳にする。


患者側からすれば、受けたい治療を

受けさせて貰えれば

外科でも内科でも緩和でも良いし

患者の話を聞いて、

ガイドラインに従うだけではなく

一人一人にあった治療を

提案してくれる先生を信じたい。


緩和ケアは患者側からも

「死に場所」みたいに思われ

忌み嫌われている様な

自虐な表現もあるけれど、

果たしてそうなのか?


我が家の場合

緩和ケア 受けたくても

受けさせて貰えなかったです。


私の母は 原発不明腺がん 

(要は手遅れのがん)

で亡くなったのですが、

どのみち助からないのなら、

抗がん治療はしません。

痛みや苦痛を和らげる治療を

どうかお願いします。

(実際には、

こんなにドライには言ってないですよ。)

そう伝えたら 

近所の病院から少し不便な病院に

転院させられた。

そして転院から5日後に亡くなりました。

病気が見つかってから2ヶ月も

経っていなかった。


お医者さんなら 

長くは持たない事 判っていたはず

5日位なら置いてくれても良かったのに


お金になる治療を選ばなかった

私達家族に対しての嫌がらせ?


病院は慈善団体では無いので

収益を上げなければならないのは

分かっているけど、

部屋代も治療費も払っているのに

医師の勧めるまま

病院が儲かる治療をしなければ

いけなかったんだろうか。


手術をして

生け贄に臓器を捧げて初めて

緩和ケアが受けられる

そんな決まりでもあったのかな。


もう10年以上前の話なので

今の病院はそんな事無いと思いたい。