病室に戻り

尿道カテーテルを抜いてもらった後は

あまりにしんどくて

ただただ寝る。


14時頃

理学療法士の先生が歩行訓練に現れ


「どんぐりさん 立てますか?」


優しく声掛けされ

立ち上がる気はあるけれど

ベッドの縁に腰掛けた時点で

胃がヒクつく


吐き気はあっても

丸二日何も口にしていないので

どうせ 

出て来る物なんて無いよな

自分でも そう思っていたら


嘘!

何か込み上げて来る!


ベビーピンクの愛らしいゲロ受けに

吐き出されたそれは

混ざり物のない液体

色は水色

えぇ〜〜!!

水色って何?

吐いている本人も驚きゲロー

そして液体は途中から

緑色に変わり(胆汁の色かな?)

最終的に

秘境の湖の様な

エメラルドグリーンに




吐き気の原因は

鎮痛剤らしいです。


気分が悪くなるのは 女性に

多く見られる症状らしいのですが、

実際に戻すまで行く人は

あまり居ないとの事。

理学療法士さんは

「初めて見た。」

と言っていました。


慌てて看護婦さんと

先生を呼びに行く

理学療法士さん


この時

主治医が来たのか 

助手先生が来たのか

気分が悪すぎて

全く記憶にないけれど

まぁ大丈夫ってなって


理学療法士さんから

「どうします?

歩きますか?」

って断る前提で聞かれたけど


出す物出したら

ちょっとスッキリして

取り敢えず

フロア内をゆっくり歩く

その後 

この日はもう

寝たきり