本番と茶番の狭間にて | 黒田勇樹オフィシャルブログ「Surrea StringS」

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もうすぐ中日を迎える偽野球虚甲子園

毎回、作品の本質について中日過ぎまでは胸に留めると決めているので

ちょっとモヤっとした表現になりますが

朝から、Dragon Ashの静かな日々の階段をを聞きながら

目頭を湿らせてます

公演を重ね、色々なお客様の感想を眼にすると

10人中"中身空っぽのパワープレイギャグ!"が8人で"すげー中身の濃い良くできたストーリー!"が2人、つー感じで

"本来、作家としてあらゆるお客様に同じ読後感を与えるべきでは?"なんつー葛藤もあったり無かったりするのですが

昔の映画で"大人になってから観たら全然感想が違う!"みたいなのあるじゃん

今回はそういう作品でいいと思うんですよね

プリズムの様に観る角度で輝きの違う物語

でも、どこから見ても美しくて

芯はしっかりと硬質

そういうもんが作れたと思ってます

中身の無い演劇、全部無くなればいいのに

あとは、壊れやすいので

千秋楽まで大事に大事にしていかんと、と

気を引き締めつつ

劇場で、今日もお待ちしております