黒田演劇の課題 | 黒田勇樹オフィシャルブログ「Surrea StringS」

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そうじゃない人たちは、

一生誰かに憧れて、観たことあるものを

作り続ければいいと思うんですが

僕自身は、観たことのないものを面白いと思い

観たことの無いものを観たいと

必死に新しいことを捻り出して

やってるんですが(それでも後で振り返ると10年前に観たあの団体のアレだ!なんてことも多いのですが…)

最近何本か連続して作らせて頂いて見えてきたのが

「演者も初めてやるからウケるかどうかわからないギャグ」

言い方を変えれば、「世界で俺だけが面白いと思っているギャグ」が稽古場には存在するのです

俳優陣も信じて練習して言う通りにやってくれて

さあ、いざお客様の前で!

となると百発百中爆笑をかっさらう

が、ここからが問題

俳優たちが「あ、これはウケるんだ」と

思って安心した途端にウケなくなる

間や言い方が変わったわけではなく

強いて言えば、緊張感が無くなったとか

そういう変化だと思うんですが

内臓レベルの変化で、こんなにウケなくなるのか、と

本来この緊張感をコントロール出来てこそ一流のプレイヤーだけど

そんなに経験の無い若い子たちとやってたり

そもそも「笑い」って「悲鳴」とか「怒鳴り」とかと同じレベルで内臓に訴えかけてきて

強制的に感情を操ってくるから

抵抗するの凄く難しいんだけど

「どんな練習すれば、この現象と戦えるのかな」と良く考えます

まあ、芸人さんとか見てると

「練習量」に他なら無いんだけど

「部分」じゃなくて「全体」で練習しないと意味を持たないから

これを3分のネタが完成するのと同じ回数、2時間の芝居でやろうとしたらどれだけ時間がかかることか

そういう意味でも「基礎が共有出来てる演者」が欲しくて

「劇団作る」とか、言い出したんでしょうね、

僕は。

なかなか面白い人達が集まってきてますが

スタートする前にあと2~3人欲しい

経験不問、俳優以外も可

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