今まで
更年期障害の原因について書いてきましたが
 
 
エストロゲン過剰の原因のひとつに
環境エストロゲン」
というものがあります。
これは環境ホルモンのことですが
ご存知の方も多いかとは思います。
 

環境ホルモンとは、

「内分泌かく乱化学物質」「体外ホルモン」

も呼ばれ、

「動物の生体内に取り込まれた場合に、本来、その生体内で営まれる正常なホルモン作用に影響を与える外因性の物質」

と定義されています。


具体的には

ダイオキシン・殺虫剤・スプレー・排気ガス・食肉・プラスチック・合成物質が使われてる家具・家など、

生きとし生けるもの全てに、ホルモンの影響を与える合成の化学物質

などです。

このような環境(体外)ホルモンは、

脂肪に溶けるので簡単に皮膚を通じて体内に入り蓄積します。
たいていの体外ホルモンは

エストロゲン的な影響を持ち、これが世界的にも「エストロゲン優勢」

の状態を作り出してしまいます。

 

これらは

がん、生殖器の異常、月経異常、若年性更年期、男性の女性化、能低下・学力障害・注意力欠如・ストレスへの過剰反応・ 拒食症・強迫神経症・様々な不安症・鬱状態・アレルギーなど、人や生物に、多大な悪影響を及ぼす

ことがわかっています。

 

さらに、

環境ホルモンの影響を受けている動物の肉などを食べることも、

影響があることが分かっています。

そして、人間への影響として、キレやすい子供が増えたことも環境ホルモンの影響ではないか?と言われています。

 

輸入牛

牛乳

に入っている成長ホルモン

(遺伝子組み換え成長ホルモン)

もその一つです。

 

乳牛や食用牛に用いられている

「成長ホルモン剤」にはいくつもの種類がありますが

その中でも遺伝子組み換えによって作られた通称「rBGHホルモン」

と呼ばれるホルモン剤は

 

牛乳の生産量を著しく増加させるホルモンとして

アメリカでは1993年に承認されて以降、

あっと言う間にアメリカの多くの乳牛に投与されることになりました。

 

そのようにして量産された乳製品は、

今、バター、チーズ、ヨーグルト、アイスクリームなど

様々な形をとって私達の口から入って来ていることになります。

 

乳牛以外の食用牛にも

アメリカではこのホルモン剤の投与が開始されています。

アメリカでは成長を促す3種類の天然ホルモン、

3種類の合成ホルモン、合計6種類のホルモン使用が許可されており、

ほとんどの牛に投与されています

(オーストラリアでは5種類、カナダでは3種類、日本では4種類が認可されており、EUでは一切認められていません。)

 

米国産牛肉には、国産牛肉の600倍もの高濃度のホルモン剤が残留している

ことが分かっています。

 

北大医師の研究によると

米国産牛肉を継続して摂取すると、

ホルモン性依存の乳がんや前立腺がん発生の危険性が5倍も高まる

ことが分かっています。

 

ということで、EUは、米国産牛肉が危険ということで、輸入を禁止していますが

日本ではOKのままです。

 

遺伝子組み換え成長ホルモンが体に及ぼす影響

でわかっているのは

がん以外に

 

女性では
女性の早熟化
女児の乳房の異常発達
女児に陰毛が生える
子供の膣ガンの増加
乳幼児の奇形

など、

男性では
ED
ヒゲが生えなくなった
男性の女性化 

その他、肥満、乳房の巨大化

などがあります。
また1997年1月にはフランスで40人以上の児童の死亡例がありました。

 

このように

残念ながら、私たちの身の周りには常に

体に害を及ぼす環境ホルモン

が存在しています。

 

もしかしたらそのせいで

「体の不調」や更年期障害など

につながっているかもしれない、

と疑う目をもってください。

 

次回も

更年期障害の続き、

副腎疲労との関係について書いていきますねキラキラ