いやはや、前回の「麗水エキスポ編 ５」から
なんと一月以上も経ってしまいました。
なにしろその間にいろいろな出来事があったので・・・。
お待ちかねの皆さん、本当に申し訳ありませんでした。
先日友人がエキスポに行ってきましたが、
夏休みに入ったこともあって、大勢の人でごった返しており、
大変な盛況ぶりだったそうです。
そんなエキスポも１２日は閉会式を迎えます。
たった三ヶ月の開催期間、しかも夏休み真っ只中で終わってしまうのは
実に惜しいような気がしますね。
エキスポというのはだいたいしり上がりに口コミで楽しさがつたわってゆくもので
長期間になるほど後半盛り上がるのです。
ですが、アクアリウムやＢＩＧ－Ｏなど、いくつかの施設は麗水に残り、
これからも観光スポットとなってゆきます。
麗水は南海岸を代表する観光地になってくれるのではないかと期待しています。
私も１２日の閉幕式には伺います。
開幕式もとても感動的でした。
閉幕式はちょっとさびしさもあるでしょうが、
きっと素晴らしい演出で私たちを楽しませてくれることと思います。
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さて、麗水エキスポレポートですが、
前回は河東でお茶文化を楽しんだところまででしたね。
その後私たちは青鶴洞（チョンハクドン）という
儒教文化の聖地のようなところへ移動してお昼ご飯をいただきました。
この日のメニューは대통밥
様々な雑穀とともに竹筒にいれて炊いたご飯です。
それに地のものの野菜を使ったナムルやスープ
さすが儒教の村とあって調味料などもみな自家製なので
都会で食べるものとは格段に味が違います。
素朴な素材なのに、その素材の味がとても際立っていて
みなさん大満足。
またご主人のおもてなしも「道」を極めた方らしく
とびきりの心配りで本当に美味しくいただきました！！
ここ青鶴洞は風水地理上非常に良い土地柄で
李氏朝鮮王朝が国教とさだめた儒教にのっとり、
昔ながらの生活をしている方たちが住み着いているところとして有名です。
夏休みなどは情操のために孔子の論語や老子の教えを
この地域にある書堂(寺子屋のようなもの）で学ばせようと
親たちが子供を送り込みます。
そこでは小さな子供たちが韓服で論語を学ぶのです。
私も８０年代に一度ここを訪れました。
伝統的な生活や、特別なお料理である
黒ヤギ料理などひろうしていただいた覚えがあります。
当時は本当に髷を結って、古色蒼然とした韓服姿の人々が
沢山みうけられましたが、最近では村もだいぶ整備されたようです。
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さてここからほどちかいところに三聖宮があります。
古い歴史をもつ国に「建国神話」はつきものですね。
日本では古事記があり、天照大神や須佐之男命などが活躍する
日本国建国に神々が携わったという神話がありますね。
同じように朝鮮にも「檀君神話」があります。
韓民族の始祖である桓因、桓雄、 檀君という三人の
朝鮮建国に携わった聖人を祭ったところですが、
ここへ来てみてみんな度肝を抜かれました。
というのもここを一口で説明することは到底不可能だからです。
ここの出身である一人の導師とその弟子たちが
小石を積み上げながら今日まで約４０年に亘って
檀君の聖地を築き続けているのです。
そもそもこの土地が風水地理上すばらしい土地であり、
敷地のそこここに陰陽や気の流れにそって建物や石塔、
池や山などが作られており、彫刻や壁画などもいたるところに見られます。
本当にスピリチュアルというか神秘の宮です。
ちょうど小雨もようでそれらが霧のなかに霞んでみえるさまは
まさに幽玄というしかありません。
いまでも連日石積みが行われ、その姿は永遠の完成形を目指して
果てしなく続けられるのです。
檀君神話、恐るべし！！
ここは是非一度行ってごらんになる価値がありますね。
ああ、また長文になってしまった・・。＾＾